四十肩 更新日: 2020年7月30日
コラム
コロナウイルスの影響で先が見えない中、
在宅勤務が続いた。
在宅勤務になったとき、一日の歩く歩数は数百歩。
営業で外にいるときは約二万歩歩いていただけに
運動不足を感じていた。
パソコンに向かい仕事をし、
自分の手に届く所に物を全て置く。
自宅にいるのに水筒を使っていた。
しばらくそんな生活を続けると、
首と肩の凝りが酷くなった。
肩は軽く痛みがあった。
「まあ大丈夫だろう」
と思い、そのままにしていた。
次第に洋服を脱ぐ動作でも痛みを伴い、
痛くない可動域で洋服を脱ぐようになった。
「痛い=動かさない」が普通になってしまった。
長男は柔道整復の専門学校に通っている。
午前中は学校へ行き、午後は接骨院でアルバイトをしている。
長男が柔道整復を目指すきっかけとなったのも、
この尊敬できる院長に出会ったからだ。
(下記バックナンバー参照)
https://shinronavi.com/news/detail/920
「そろそろ接骨院へいかないと……」
と思い、長男が働く接骨院へ行った。
中に入ると
「こんにちは~!」
大きく、元気のいい声が響く。
長男の声だった。
私の顔を見ると
「なあ~んだ」という顔をしている。
「でも本当は嬉しいんでしょ?」と私は思った。
自宅では見せない表情、
自宅では聞くことができないワンオクターブ高い声、
外ではしっかりとできるんだなと嬉しく思った。
家では多少ダメでも、
外で我慢できる子、頑張れる子に育って欲しいと願っていた。
頑張っている姿、働いている姿を見られたのも
四十肩になったからだろう。
高校生のころは勉強嫌いだった長男。
やりたいことを見つけたとき、
人は変われると強く思った。
【プロフィール】
三児の母。1999年ライセンスアカデミーを退職。当時は千葉県を担当。
第三子が中学校入学と同時に、2018年復職。現在は東京23区担当。
学生時代は女子サッカー部所属。
全日本学生選手権(大学インカレ)への出場経験あり。