専門学校には認可校と無認可校があると聞きましたが、違いを教えてください。
正確に言えば、専門学校に認可校と無認可校はありません。
認可校だけが専門学校で、無認可校は学校以外の教育施設となります。
認可校とは、学校教育法に定められた教育を行うものとして、都道府県知事に認可を受けた学校のことを指します。これに対して無認可校とは、法律の定めによらず独自の教育を行っているところをいいます。
認可校のメリットとしては<①専門士の称号が得られる ②資格取得上の特典がある(専門学校を卒業すれば保育士の資格が得られるなど) ③学割や奨学金が適用される ④条件を満たす学科では大学への編入学資格が得られる ⑤学校が倒産するなどした際に救済措置を受けられる可能性がある>が挙げられます。
対して無認可校はこれらのメリットがありませんが、独自の教育を行うことができるため、実習を多く行ったりと自由なカリキュラムを組むことができます。そのため、学校法人によっては、認可校の他に無認可校も運営しているところがあります。
認可校と無認可校のどちらが良いのかは、これらのメリット、デメリットを踏まえたうえで、個人個人で判断する必要があります。
2015年06月更新