舞妓さんになるにはどうしたらいいのですか?
舞妓とは芸妓の見習い時代の呼び名で、15歳から17歳くらいの未婚の女子に限ってなれる職業です。
舞妓から芸妓に変わることを「襟替え」と言い、一般に20歳前後の頃に行われます。
かつては9~13歳からお座敷に上がって修業をしていましたが、戦後、児童福祉法と労働基準法の改正にともない、義務教育終了後でないと舞妓になれなくなりました。
通常、各花街の組合や歌舞会などでお茶屋や置屋を紹介してもらうことから舞妓(芸妓)への道が開かれます。紹介先への面接には保護者も一緒に出向き、双方の承認が下りれば、置屋での仕込みと呼ばれる修行(半年から1年間)が始まります。
衣食住にかかる費用は御茶屋や置屋で出してもらえますが、芸妓になるまでは給料はなく、収入はお小遣い程度となります。休みも少なく、辛い修行が続くため、途中で脱落する人も多い、厳しい世界と言えます。
2015年05月更新