大学の文系学部に通う2年生です。 理系学部への進路変更を考え、国公立大学への再入学を検討したのですが、既にセンター試験の出願は終わっており、今年度の受験は無理のようです。 これ以上時間を無駄にしないために、理系の短期大学に入学し、国公立大学に編入するという進路を考えたのですが、この進路は間違っていないでしょうか。
考え方自体は、必ずしも間違えていないと思います。
編入学希望者の出身(在籍)学校や学部・学科によって、出願制限をかけている大学もありますので、間に理系の短期大学を挟むことで、編入学できる学部・学科が増える可能性はあります。
ただ、編入学試験は元々欠員補充を目的として作られた制度であるため、毎年募集があるとは限りません。そのため、いざ編入をしようとした年に志望大学での募集がなかったという事態もありえます。
ですので、まずは通える範囲内の国公立大学の編入学募集要項を確認し、現在の学部からでも編入学できる理系学部がないか、探してみるところから始めるとよいでしょう。
そのようにして、各大学の編入学の出願条件を確認していけば、間に短期大学を挟んだ方がよいのか、判断がしやすくなると思います。
なお、編入学試験の内容は、通常の大学入試とは出題傾向が異なり、語学の他、専攻分野の大学レベルの問題が出題されることが多いので、それ専門の対策が必要とされます。近場に編入学専門の予備校などがあればよいのですが、ないようなら通信教育を利用するなどして、勉強していくことをおすすめします。
編入学試験については、進路ナビにも「大学編入・大学院入学のススメ」というコラムがありますので、一度、目を通しておくとよいでしょう。
2017年08月更新