将来、音響の仕事に就くために、東京の専門学校に進学しようと思っています。 学費や生活費がたくさんかかるため、高校生の間にお金を貯めたいのですが、今の学校では勉強ばかりでアルバイトもなにもさせてもらえません。今の学校が嫌いです。 勉強も普段の生活も面白くなく、何故学校に通っているのか疑問に思っています。 高校を中退して高等学校卒業程度認定試験を受けるのではダメでしょうか。 親からは中退をしていると就職が難しくなると反対されていますが、実際どうなのでしょうか。 今の生活がとてもつらいです。
親御さんが言われる通り、高校中退をしてしまうと就職は難しくなります。
その理由は簡単で、高校中退者は「協調性が乏しい」「こらえ性がない」と見なされがちであるため、企業側から採用を避けられてしまうからです。
一説によれば、高校中退者が正社員になれる割合は3割程度とも言われ、非常に厳しい立場に置かれていることが分かります。
音響の仕事に就くという夢を叶えるために、よかれと思って中退をして、その結果、就職を希望する会社からマイナス評価されるようでは本末転倒ですよね。
ですので、軽はずみなことはせず、後一年半我慢して、きちんと高校を卒業しておくことをおすすめします。
「今の学校が嫌いで」「今の生活がとてもつらい」とのことですが、音響の仕事では高校生活よりもはるかに人間関係が厳しく(音響業界は体育会系で上下関係に厳しい)、体力的にも精神的にも負担がかかる生活が続くことになります。
経験を積み、技術を身につけ、先輩や関係者達と良い関係を作り上げることができれば楽になってくるそうですが、それらを持ち合わせていない新人の頃はかなり苦労することでしょう。好きだから、だけでは続かない可能性も高いと思われます。
だからこそ、内心嫌だと感じていても、それを面に出すことなく、何事もそつなくこなせるレベルの精神的な強さを今の内に身につけておくべきだと思います。
そうしておけば、音響に限らず、どのような職種を目指す場合でも有利になると思いますよ。
ただし、「今の生活がとてもつらい」のが、いじめのせいであったりするようなら、無理に我慢する必要はありません。場合によっては転校なども可能ですので、親御さんや高校の先生に相談してみることをおすすめします。
2015年04月更新
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