私は将来、日常的に便利に使える道具(文房具や食器など)を考える仕事をしたいです。 このような職業を目指すのに、もっとも適した学部・学科は何になるのでしょうか?
あなたが希望する仕事内容に最も近い職業は、「プロダクトデザイナー」になると思います。
プロダクトデザイナーを目指す場合の一般的な進路は、美術大学やデザイン系専門学校のプロダクトデザイン(工業デザイン、インダストリアルデザイン)関係の学科に進むことになります。プロダクトデザイン関係の学科は、工学部にも存在することがありますので、そちらにも手を広げる形で情報を集めてみるとよいと思います。
進路ナビの学校検索機能を利用して、「学びたいこと」の芸術>デザイン学で学校を探してみれば、比較的手軽にプロダクトデザインを学べる学校を探せると思います。
大学の場合、学部・学科名だけでは、何が学べるのかはっきりと分からないことが多いので、気になる大学や学部があったら、あらかじめ学校パンフレットを取りよせるなどして、学部・学科の詳細を調べておく必要があります。パンフレットに目指せる職業や、就職先が掲載されていることも珍しくないので、そのような情報も参考にできるでしょう。
そのようにして、ある程度、学びたいことが学べそうな学校を見つけることができたら、オープンキャンパスなどを利用して、実際のその学校を訪ね、学校の先生や先輩たちに話を聞いて、具体的なカリキュラムの内容や、サポート体制について確認してみるとよいと思います。
進路ナビには複数の学校からまとめて学校パンフレットを取り寄せる機能や、各学校の開催しているオープンキャンパス、体験入学などの情報を検索して、直接参加申し込みをする機能がありますので、それらの機能を利用して気になる学校の情報を集めてみることをおすすめします。
なお、デザイン関係の学科では、入試時にデッサンなどの実技試験が行われることが多い(デザイン系の実績の高い学校では必須と言ってもよいです)ため、美術関係の経験がない人の場合、それがネックになる可能性があります。もし、本気でプロダクトデザイナーを目指したいのであれば、今からでも通えそうな美術予備校を探して、そこに通ってみるとよいでしょう。
2011年07月更新