指定校推薦で大学に進学するのに、高校時代の部活動の実績は影響しますか?
指定校推薦を受けるのに、部活動の実績が関係するのかどうかですが、関係する場合もあると思います。
指定校推薦を受けるためには、まず高校内での選考で、候補者(受験者)として選出される必要があります。
この選考の際に最も重視されるのは評定平均値となりますが、あなたと同等の評定平均値を持つ生徒が、同じ大学の指定校推薦を希望していた場合は、他の要素でも比較されることになります。そのような場合に、部活動や委員会活動などの課外活動を積極的に行っていた生徒の方が、優先される可能性は高いと言えるでしょう。
指定校推薦は、大学と高校との間の信頼関係によって成り立つ入試です。
高校の推薦により進学した生徒が、入学後、中退をしたり、問題行動を起こしたりした場合は、大学と高校との間の信頼関係が失われ、最悪の場合、問題発生後、高校に与えられた推薦枠が取り消されてしまいます。そのため、高校側は、大学進学後、中退などをせず、優秀な成績を維持できるであろう生徒をなるべく送りだそうと考えます。
高校での3年間、(できれば責任ある立場で)課外活動をやり通した生徒であれば、進学後、問題行動を起こす可能性も少ないと考えられますので、評定平均値が同等の生徒のどちらかを選ぶ場合には、課外活動で重要な役割を果たした生徒の方が選ばれる可能性が高くなると思われます。
2010年06月更新