私は将来、外航客船パーサーになりたいと思っています。 外航客船パーサーの仕事内容は分かるのですが、収入や勤め先に関する情報がなく困っています。 また、勤務中のことなのですが、外国の港で下りて買い物などはできるのですか? キャビンアテンダントなどは、飛行機が出発するまで寄港地でゆっくりできると聞いたので、外航客船パーサーもそうなのか知りたいです。 あと、現在は大学進学を希望していますが、語学の専門学校からでも外航客船パーサーにはなれますか?
外航客船パーサーの就職先としては、日本国内の企業では、商船三井客船株式会社、郵船クルーズ株式会社、日本クルーズ客船株式会社が挙げられます。海外の企業も視野に入れれば、他にも外航客船パーサーを採用している企業はあると思いますので、語学の勉強がてら、インターネット上の外国語圏のサイトなどで情報を探してみても良いでしょう。
給与については、乗船中の各種手当てが付くこともあり、大卒の場合で初任給の平均が20万円台後半になる場合もあるようです。ただし、乗船中は休日がなく、3~4ヶ月連続勤務ということも珍しくありません。寄港地で勤務がないときは外出もできるようですが、外航客船パーサーは寄港地でのオプショナルツアーの引率をしなくてはならない場合があるので、寄港地でゆっくり、などということはしづらいようです。その分、帰国後の休みは長く、1~2ヶ月連続の休暇がもらえるようです。
一般に客船会社の海上社員の募集数は少なく、定期採用を行っていなかったり、定期採用をしている場合でも年に若干名しか採用していない企業が多いようですので、外航客船パーサーとしての就職はかなり狭き門だと言えます。
語学系、観光系の専門学校から就職を目指すこともできますが、会社によっては4年制大学卒業を新卒採用時の応募条件としている会社もありますので、できれば4年制大学に進学することをおすすめします。
外航客船パーサーについてより詳しい情報を知りたいようでしたら、実績のある観光系専門学校の開催しているオープンキャンパスや体験入学に参加して、学校の先生に話を聞いてみると良いと思います。餅は餅屋のことわざ通り、業界と繋がりのある学校ならではの情報を教えてもらえるかもしれませんよ。
各学校の開催しているオープンキャンパス、体験入学などの情報は、進路ナビで検索することができます。進路ナビから直接参加申し込みができる学校もありますので、ぜひ利用してみてください。
2009年06月更新