私は将来、ハワイのホノルルに住んで旅行会社でランドオペレーターとして働きたいと思っています。 そこで質問なのですが、ハワイでランドオペレーターになるためには、大学に進むべきでしょうか? それとも専門学校に進むべきでしょうか? とある旅行会社のホームページで「どうやってホノルル支店のスタッフになったのか教えてください」といった内容の質問をしてみたところ「ほとんどのスタッフは現地採用です。ハワイという場所にこだわりをもつなら、まずは学生として留学し、その後OPT制度などを利用して働いてある程度経験を経てから会社からビザを発行してもらうという手もあります」との回答をいただきました。 この回答をいただいてからは、語学留学なども考えています。 やはり、高校卒業後、何の資格のないまま、いきなりハワイへ留学というのは無謀ですか?
まず最初に、OPT(オプショナルプラクティカルトレーニング)制度を利用するためには、コミュニティーカレッジ以上の高等教育を修了する必要があります。ですので、語学留学では、OPT制度は利用できないと考えた方が良いでしょう。
OPT制度を利用したいのであれば、アメリカのコミュニティーカレッジや大学、大学院に正規留学する必要があります。ですが、正規留学は親御さんへの経済的な負担が大きくなりがちなものですので、もし、この進路を選びたいのであれば、親御さんと良く相談をしておく必要があります。
ハワイで働くために大学に進むべきか、専門学校に進むべきか、ですが、これは間違いなく4年制大学に進むべきです。
アメリカで長期間働くためには、アメリカの企業などに雇用してもらった後に、雇用主からアメリカ政府に労働ビザ(一般的に「H-1Bビザ」となります)の発行を申請してもらう必要があります。このビザを申請する場合の条件として「その分野における4年制大学卒業以上の学位またはそれと同等の実務経験(12年以上)」が必要とされることになりますので、専門学校卒業では、卒業後、すぐにアメリカで働くことはできないのです。
この条件は正規留学をした場合も同様ですので、留学先は4年制大学か大学院にしなくてはなりません。
海外で働くことに関する情報は、書店で売られているムック本や情報誌、インターネット上の情報サイトなどで得ることができます。それらの情報を積極的に集めていけば、海外で働くために何をしていかなければならないのか、が自然と見えてくると思います。
若い内であれば、ワーキングホリデーや海外インターンシップなどを利用することで、比較的楽に海外で働くこともできるようですので、まずはそれらの制度を利用して、海外で働くということがどういうことなのか体験してみても良いと思います。
2009年05月更新