私は大学に進学するか、専門学校に進学するかで悩んでいます。というより、二つの学校の何が違うのか良く分からないため、選ぶに選べないでいます。何が違うのでしょうか?
大学と専門学校の違いは以下のようになっています。
○大学
・学術的な研究を行う
・実践よりも理論重視の傾向
・教養教育などにより幅広い知識と視野を養成
○専門学校
・実践的、実務的な教育
・専門教育が授業時間の大半を占める
・職業と密接に関連した教育を行い、即戦力を育成
上記の内容からも分かりますように、専門学校は特定の職業(美容師、調理師、整備士、デザイナーなど)に特化した専門的な知識や技術を学ぶ場所となっていますので、なりたい職業が決まっている場合には最も良い進学先になり得ます。
逆に入学前の段階でなりたい職業が決まっていなかったり、特別な技術を必要としない職業を目指している場合には、特定の職業に偏らない幅広い知識や学問を学べる大学の方が良い進学先となり得ます。
なお、企業によっては求人募集の際に応募条件として大卒以上という条件をつけてくる場合がありますので、就職先の幅を広げるという意味では大学に進学した方が有利になることが多いようです。
もし、あなたがなりたい職業をはっきりと決めていて、その職業に関する知識や技術を学べる専門学校があるのならば、その専門学校に進学しても良いと思います。
ですが、なんとなくなりたい職業はあるけれど……といった状況であるようならば、進学後になりたい職業について考える時間の取れる大学に進学しても良いでしょう。
2008年12月更新