どのような職業を目指す場合でも、大学中退という経歴はマイナスに働くのでしょうか?
大学中退という経歴は、就職活動の際に不利に働くことが多いものですが、必ずしもすべての職業で問題とされるわけではありません。
技術力が重要となる職業(例:デザイナー、プログラマなど)であれば、学歴よりも実務経験や資格など、就職希望者の持っている技術の方が重視されますので、大学中退という経歴がさほど問題とされない場合もあると思います。また、特別な資格が必要となる職業などでは、資格を持っていてきちんと仕事ができさえすれば、学歴は問わないという場合が多いと思います。
ただ、どのような業界にも、中退者=根気がなく、仕事を途中で投げ出してしまう人、という印象を持つ採用担当者はいると思いますので、面接で中退の理由について聞かれたときのために、採用担当者を納得させられるだけの前向きな理由を考えておくと良いと思います。
「やりたい仕事が見つかったので、その仕事に役立つ知識や経験を身につけたくて専門学校に進学した」など、自分の将来のために敢えて大学を中退した、という説得力のある理由があれば、大学中退という経歴を逆にアピール点にすることもできるかもしれません。
あなたが既に大学を中退してしまったのか、これから中退することを考えているのかは分かりませんが、仮に中退をしたとしても、その後に埋め合わせとなる行動(評価の高い資格を取得する、実務経験を身につけるなど)を取りさえすれば、いくらでも取り返しはつくと思いますよ。
もちろん、中退をせずにきちんと大学を卒業するのが一番ですので、できれば学業を最後まで修めることを目指してみてください。
2008年09月更新