私は英語が得意なので、専門的に英語を学べる大学に進学しようと思っていますが、卒業後、どのような職業に就けば良いのかが分かりません。 学校の先生には、今は一生懸命に英語を勉強して英語に強い大学に入って、その中で勉強しながら決めればいいと言われましたが、目的なしにただ英語を学びたいだけで大学に行くのはどうかなと自分では思っています。 英語力を生かせるホテルウーマンや通訳などの専門学校に進学した方がいいのでしょうか。
将来何をしたいのかがはっきりと決まっていないのであれば、専門学校ではなく大学に進学することをおすすめします。
専門学校という場所は、特定の職業に役立つ技術や知識を短期間で集中的に学ぶ場所ですので、なりたい職業がはっきりしていない学生が進学すると、多忙な生活についていけず挫折してしまう、ということもありえるからです。
目標があれば勉強にも身が入り、成果を出しやすくなる、というのは確かなことです。ですが、だからといって、本当に自分に合っているかどうかも分からない目標を立てて努力しようとしても無理が出てくることの方が多いと思います。
大学という場所は勉強をするための場所ですが、それと同時に高校までとはまったく違う環境で色々な経験をし、広い視野や教養を手に入れ、精神的な成長をするための場所でもあります。ですので、大学に進学して英語の勉強をしつつ、学生生活を送っている間に、あなたが本当になりたいものが見えてくる、ということもあると思いますよ。
また、将来の就職先の幅を広げるという点でも大学に進学することは有効になります。
出版社などの中には、新卒採用の応募条件として大学卒業以上という学歴条件をつけているところもありますので、あなたが専門学校や短大に進学した場合、出版社で英語を活かせる仕事をしたい、と思ったとしても、応募すらできないという可能性があるのです。
ホテルウーマンにせよ、通訳にせよ、専門学校に進学しなければ就けない、という職業ではなく、大学に進学しても十分に就ける職業となっていますので、それならば将来的に選択肢が多くなる進路を選んだ方が良いと思います。
2008年08月更新