スポーツトレーナーになるためには、あん摩師や鍼灸師の学校に進学する方が良いのでしょうか、それともスポーツトレーナーの学校に進学した方が良いのでしょうか。
スポーツトレーナーには、この資格を持っていなければトレーナーとして働けない、という資格が存在しないため、担当するスポーツによって重視される資格・技能が変わってくるようです。
たとえば、野球のように日本での歴史が古いスポーツの場合は、鍼灸師や柔道整復師などの日本ならではの資格の方がアスレティックトレーナーの資格より重視されることがあるそうです。
そのような事情もあって、スポーツトレーナーを目指すために、鍼灸師の資格を取った方が良い、アスレティックトレーナーの資格を取った方が良い、などと一概に言い切ることはできません。
ですので、まずはあなたがスポーツトレーナーとして選手のケアをしたいと思っているスポーツについて調べてみて、鍼灸師、柔道整復師、アスレティックトレーナー、理学療法士などの資格のどれが重視されているのか確認をしてみると良いと思います。
あなたが自分の所属している運動部に関わるトレーナーを目指しているのであれば、部活動の顧問の先生に、そうでないならば体育の先生に話を聞いてみると詳しい話を教えてもらえるかもしれませんよ。
また、スポーツトレーナーの業界では、鍼灸師や柔道整復師の資格とアスレティックトレーナーの資格の両方を持っている人も珍しくないそうですので、とりあえず、鍼灸師とアスレティックトレーナーのどちらかの資格を取ってから、仕事の状況を見てもう片方の資格を取るようにする、という進路もあると思います。
どのような進路を目指すにせよ、スポーツトレーナーとして働くためには、人脈が非常に重要になるらしいので、進学後も部活動を続けて体育会系の知り合いを作っておく、つてを探して実際にスポーツトレーナーとして働いている人と顔見知りになっておく、などの努力は必要となるようです。
2008年07月更新