僕は将来、スポーツ用品を販売する仕事かスポーツ用品を製造する仕事に就きたいんですが、どのような学科へ進めばいいのかわかりません。どうすればいいのでしょうか?
スポーツ用品を科学的な面から説明したり、新しい商品のアイデアを生み出していくためには、体育(スポーツ・健康)関係の学問を学ぶと良いと思います。しかし、スポーツ用品に関わる仕事だからといって、必ずしも体育関係の学科に進まなければならない、ということはありません。
販売職に関しては、専門分野を問われない場合が多いです。例えば、販売の技術を身につけるために、経済学や心理学を学ぶのも良いかもしれません。ただし、販売スタッフはアルバイト、店長も契約社員という場合がありますので、正社員として働きたいのであれば、その企業ごとの採用情報を確認する必要があります。
製造する仕事となると、理工系のスキルを求められることがあります。しかし、入社前から卒業学部・学科の条件が問われる場合もあれば、入社してからその人の適性に合った担当部署が決定される場合もあります。
また、「製造する仕事」といっても、工場などで実際に商品ができるまでの仕事をしたいのか、商品の開発に携わりたいのか、商品のデザインをしたいのか、というところからも、選ぶ進路は変わってくるかと思います。
もしも具体的に就職したい企業が決まっているのであれば、企業研究をしてみましょう。企業の公式サイトの採用情報から、どんな人材を求めているのか、どんなスキルを身につけるべきか、ということが分かるので、進路選びの参考になるかと思います。
まずは、自分がどんな学問に興味があるのかを知ることが大切です。例えこの就職先には、「この学科を卒業しなければならない」といったものがあったとしても、自分が興味を持てないことだと勉強が身に付いていかないと思います。ですので、いくつか気になる学問があれば、それを学べる学校のパンフレットなどから、具体的にどんなことを学ぶのか、卒業生の進路はどんなところがあるのか、といった点を調べてみましょう。(みつはし)
2007年12月更新