最近、歯科衛生士の仕事に興味を持ったのですが、私は初対面の人と上手く話せない所があるので、やっていけるかどうか心配です。どうすれば良いでしょうか。
確かに歯科衛生士は、患者さんと接して、どの歯が痛むのか聞き出したり、治療に対する不安を取り除いてあげたり、虫歯の予防法を教えたりするにあたって、「話す」ことが重要になります。
でも、話すことに限らず、人とコミュニケーションをとることは、どんな仕事に就いても大切なことです。だったら、興味がある仕事にチャレンジしてみてはどうでしょうか。患者さんによくなってもらいたい、安心して治療を受けてほしい、そういう気持ちがあれば、うまく、心を込めて話せるようになると思いますよ。
ついでですので、「歯科衛生士」について説明しておきます。「歯科衛生士」は、歯科医師が行う診療・治療業務を補助したり、虫歯予防のために歯石除去、薬物塗布をしたり、保健指導を行ったり、器具の準備や後片づけまでします。歯科医師の診療をさまざまな側面からサポートするいわば、「歯科の看護師さん」です。医療業務に関わるため、歯科衛生士になるには資格が必要です。また、歯科衛生士の養成施設(専門学校等)を修了し、国家試験を受けて合格すると、資格を得られます。
また、歯科に関わる「歯科助手」という職業もあります。歯科医師や歯科衛生士のアシスタント業務を行いますが、歯科衛生士と違って、医療業務には携われません。(すずき)
2006年09月更新