「ロジスティシャン」という職業はどのような職業なのでしょうか。また、これになるためにはどのような知識・学歴・資格などが必要なのでしょうか?
ロジスティシャンという職業ですが、日本語で言うと「物資調達管理調整員」、つまり必要なモノを必要な時必要なだけ必要としている人の元へ迅速に供給するのが仕事(ロジスティクス)を専門的に統括している人のことです。一般的には例えば製造業に関わる場合、そのモノを製造するための原材料調達から製造過程、販売ルートを統括したりします。
ただ、ボランティア団体で言うロジスティシャンは、活動地域のインフラ構築(設備、情報網、移動手段など)や医療器具・薬品・食料・衣類などの確保・調達を統括するのが役割になります。そのため、必要となる知識は多岐に渡ります。設備、情報網の方でしたら、電気工事・土木・通信の知識に精通してなければならないし、移動手段なら機械整備や車両整備・操縦に長けていないといけないでしょう。
ロジスティシャンに求められるのは強い言語能力とコミュニケーション能力です。英語はもちろん必須ですが、その他にもう一つ言語が必要だったり、集団でのコミュニケーション能力が問われます。どこに何があり、どう運べばいいのかを考えるので幅広い経験と知識が必要です。
でも方向としては電気通信、土木、言語、物流について深い知識が求められるのでそれぞれの分野の大学・大学院を目指すことが良いのではないかと思います。(津田)
2006年03月更新