映画「バブル」プレスシートを1名様にプレゼント!

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映画「バブル」プレスシートを1名様にプレゼント!

Jun Shison profile

1995年3月5日生まれ。東京都出身。2011年7月、舞台『ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン』向日岳人役で俳優デビュー。2014年、テレビ朝日系特撮『烈車戦隊トッキュウジャー』でトッキュウ1号/ライト役を務める。2022年1月には日本テレビ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』大牙涼役を好演。その他多数のテレビドラマや映画などに出演し、その高い演技力で視聴者を魅了し続けている。

Riria profile

2019年秋から、TikTokやYouTubeなどのSNSを中心に弾き語りの投稿を始める。“天使の歌声”と称されるエモーショナルで透き通った歌声や共感できる歌詞が10~20代を中心に大人気となり、初のオリジナル曲「浮気されたけどまだ好きって曲。」をはじめ、配信された楽曲は現在も驚異的な再生回数を更新中。顔出しせずに活動するスタイルで、今後の活躍が期待される若手シンガー。

アニメ「進撃の巨人」が世界中で話題を呼んだ荒木哲郎監督とアニメーション制作会社WIT STUDIOの再タッグによって完成したオリジナルアニメーション映画『バブル』が2022年5月13日(金)から全国の劇場で公開されます。また、NETFLIX版として2022年4月28日(木)に全世界配信を予定しています。重力の壊れた東京が舞台となる今作は、主人公・ヒビキを、俳優としてドラマや映画で活躍されている「志尊淳」さんが担当。ヒロイン・ウタには、SNSでご自身の楽曲を配信し、エモーショナルな歌声と等身大の歌詞で驚異的な再生回数を誇るシンガー「りりあ。」さんが大抜擢。

今回は、志尊淳さんとりりあ。さんを訪ね、ご自身や作品のお話をうかがうとともに、高校生のみなさんへの応援メッセージをいただきました。

今回声優としてご出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

志尊お話をいただいた時は、本当に自分でいいのかなと思いました。決断をする前に、荒木哲郎監督と企画・プロデューサーの川村元気さんからお話を伺い、監督から熱意あるオファーをいただきました。頼っていただけるのはとても嬉しく僕も応えたいと思いましたし、第一線で活躍されているクリエイターの皆様と一緒に作品を作ることができるのも素晴らしいことなので、「ぜひ僕でよければ」という気持ちで出演を決めました。

りりあ。最初は主題歌のお話をいただき、その時点で「えぇーーー!」という感じで大騒ぎでした。そのあと声優のお話もいただいたのですが、他の出演者の方がとても豪華だったので、私なんかで良いのかなと思っていましたね。荒木監督や川村さんからは「普段の、りりあ。さんの感じでアフレコしてください。」とおっしゃっていただいたので、あまり役作りなどはせず、普段のままアフレコに挑みました。

映画「バブル」

今回の台本をお読みになった時の印象を教えてください。

志尊まず台本の形式が、普段読んでいるものと違っていたので、「これはどうやって読むんだろう」というのが第一印象でした。台本を読んでいてもあまり説明がなく、ト書き(セリフ以外の動作や行動を指示する部分)もない。そういった部分を見た時に、自分で余白を埋められる部分があり、それを何倍にも膨らませて大きくなって、素晴らしいものになるのだろうな、と直感しました。役を作る上では未知な部分が多くありましたが、求められている形にしたいという気持ちがあったので、皆さんと現場で作っていったという感覚です。

りりあ。ストーリーが素晴らしいのはもちろんなのですが、自分のセリフがこんなにあると思っていませんでした。声優のお話をいただいた時点では、セリフはあまりないと聞いていたので、台本を見た時に「あれ、割とたくさんセリフがある。」と思いましたね。(笑)荒木監督からは、台本を深く読み込まなくても良いと仰っていただき、ストーリーは把握していましたがウタという役はあまり意識せずにいたので、アフレコがとても楽しみでした。

「人魚姫」をモチーフにしたラブストーリーですが、物語についての感想を教えてください。

志尊ロマンチックですよね。ただ『バブル』のストーリーは、ロマンチックだけど不条理ではなく、現実に起こり得るような生々しさがあるな、と実際に映像を見て感じました。東京が舞台で馴染みもあるし、日常の会話も普遍的に描かれていて、そのコントラストに心を奪われました。

ヒビキはどのようなキャラクターだと感じましたか。

志尊過去のトラウマでふさぎ込んでしまい、おそらく自分の中で葛藤があり、周りに心を閉ざしている一匹狼のようだと感じました。だんだんストーリーが進んでいくうちにウタと出会って、自分の過去を追及していく延長線上で自分が自分でいられるような感覚がヒビキに生まれて、実は不器用な等身大の人間なのかなと思うようになりましたね。

映画「バブル」

ウタはご自身と似ている部分はありますか。

りりあ。ウタは台本を読んだ時点では元気な女の子、天真爛漫な女の子というイメージでしたが、アフレコをしていくうちに、思いやりがあって優しい芯のある女の子だなと感じました。ウタは人間の世界を何も知らないのですが、私もアニメの現場をはじめ、まだまだ知らないこともたくさんあるので、そういった新しいことを学んでいく姿は自分と似ているのかな、と思いましたね。

映画「バブル」

ご自身が演じていて楽しかったシーンがあれば教えてください。

志尊なかったですね。というのも、現場では常に求められることに即座に応えていかなくてはならないので、これは良くないことかもしれませんが、楽しいシーンでも楽しめる余裕がありませんでした。声優としての技術的な部分もあると思うのですが、僕はいつも気持ちを作るということを本業としてやっているので、求められた部分に柔軟に対応できるように、常に気を張っている状態でしたね。今になって考えると、自問自答しながら自分の引き出しを開けられるだけ開けて挑んだアフレコの経験はとても達成感があり、楽しかったなと思います。

りりあ。ウタが猫になりきって威嚇するシーンがあるのですが、これまで猫になりきるという機会は全くなかったので、そのシーンは楽しかったですね。特に練習はせず、現場で「猫になって!」と言われました。(笑)そこで音響監督の三間雅文さんに「ウタはこう思っているから、こんな風に威嚇してみよう。」とわかりやすく教えていただき、ほとんど一発撮りで威嚇しました。

ウタはセリフの少ない役ですが、演じていて難しかった部分はありますか。

りりあ。セリフが少ない分息遣いなどで表現するのですが、そういった演技の仕方がとても難しかったです。

映画「バブル」

今回共演した感想を教えてください。

志尊りりあ。さんとは今日(取材日)初めてお会いしました。アフレコも完全に別だったので、僕が撮っている時はまだりりあ。さんの声が入っていませんでした。アフレコの後半のシーンで「ヒビキ……」という声が入っていて「あ、ウタだ!」とそこで初めてウタの声を聞きました。

個人的に、ウタは無垢でクリアに表現できる声が必要なとても難しいキャラクターだと思っていました。そこで、荒木監督が「台本を読み込まなくて良い」「素のりりあ。さんで良い」と伝えていたことで、りりあ。さんの良いところを活かして撮ることができ、ウタというキャラクターが成立したのだと感じます。何事も初めてというのはその時しかないので、りりあ。さんが今回の作品で発揮した、元々持っている無垢さや純粋さをこれからも変わらずに持っていてほしいと思いますね。

りりあ。わたしも自分のアフレコの最終日に初めてヒビキの声を聞きました。ヒビキの声を聞いて思ったことは、ヒビキというより、本当に「志尊さんだ。」という印象でした。台本を読んでいる時には、ヒビキはどんな声だろうかと考えていましたが、実際に聞いてみると志尊さんの声は、ヒビキの役に本当にぴったりでした。

相手役の声がない中でのアフレコはいかがでしたか。

志尊大変です。(笑)普段の俳優の仕事で、今は相手役がまだいないけれど演じてください、と言われることはあまりありません。相手役の声がない中でアフレコをして、実際に映像をあわせて見た時には一切それを感じさせないというのは、声優の方の相当な技術だと感じました。

ご自身が好きなシーンがあれば教えてください。

志尊映画がオープニングテーマとオープニングアニメーションから始まるのですが、これまで自分が出演してきた映画などは、最初にオープニングやクレジットが入ってくることはなかったので、とても斬新でした。これまで当たり前と感じていたことと異なるからこそ、音楽もアニメーションも新鮮に見えましたし、この後のストーリーにも導入しやすくなってとても面白いと思いました。

りりあ。先ほどお話しした猫になりきって威嚇をしたシーンもとても好きですし、ヒビキとウタがお互いの名前を呼び合うシーンもとても印象的でした。

映画「バブル」

『バブル』はどんな人に見てもらいたいですか。

志尊アニメが好きな方、声優さんが好きな方、パッケージに興味を持ってくださった方などいろいろな方がいらっしゃると思うので、逆にどんな方が見てくれるのだろうと思っています。普段から自分の作品を見る時は斜に構えてしまうのですが、それでも『バブル』を見た後に、この作品に携われて良かったと強く思いました。僕はこれまであまりアニメを見なかったのですが、『バブル』は普段アニメを見ないという人にも一回見てもらってどう思うか聞いてみたくなる作品ですね。ストーリーにも最近の世界情勢などを重ねることができ、有り得ない世界ではないと思っています。様々なエンターテインメントが含まれているので、アニメーション映画の入口になれたら良いなと思います。

りりあ。どんな方にも楽しんでいただける映画だと思います。私も最初から最後まで通して見たのはまだ1度だけですが、内容がとても濃く様々なことが起こるので見ていて飽きず、見終わった後に「もう1度見たい!」という気持ちになりました。何度でも見たくなるような作品なので、いろいろな方に見ていただきたいです。

新年度を迎える高校生にメッセージをお願いします。

志尊最近は本当に様々なことが世の中で起きていて、今の高校生はそれを身近に感じているのではないでしょうか。学校生活は僕らが高校生の頃と同じようには送れていないだろうし、いろいろな弊害があると思いますが、諦めずにどんどん好きなことをしてほしいです。僕は年齢を重ねるにつれて、中学生や高校生の頃に戻りたいと思うことが何度もあります。高校生の今だからできることが絶対あると思いますので、今やりたいことがあるのならやってみてください。勉強が好きな人はたくさん勉強をして、勉強が苦手な人は違う部分で頑張ってみて、それぞれの形があって良いと僕は思います。それぞれが好きなことをして学校生活を楽しんでほしい、そう願っています。

りりあ。新年度は新しいことが始まるので、高校生の皆さんは心配なことや不安なことがたくさんあると思います。わたしも今回初めて声優のお仕事をいただき、不安しかない中で挑戦したので、そういった心配や不安な部分は一緒に乗り越えて頑張っていけたら良いなと思っています。

【志尊淳】
●ヘアメイク/礒野亜加梨(studio mamu)
●スタイリスト/九(Yolken)

【りりあ。】
●ヘアメイク/飯束ゆうこ
●スタイリスト/髙田勇人(1729agency)

●撮影/Kenichi Aikawa

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