スタジオポノック最新作「屋根裏のラジャー」ラジャー役 寺田心さん 直筆サイン色紙を3名様にプレゼント!

Kokoro Terada profile

2008年6月10日生まれ。愛知県名古屋市出身。3歳から芸能活動をスタート。大河ドラマ「おんな城主 直虎」、連続テレビ小説「らんまん」、ドラマ「ブラックポストマン」の他、CMやバラエティ番組にも数多く出演し、今後も大注目の若手俳優。今回、映画『屋根裏のラジャー』ラジャー役にて、アニメーション映画初声優・初主演!主な出演作品は、『パパはわるものチャンピオン』(18)、『ばあばは、だいじょうぶ』(19)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(21)、『鋼の錬金術師 完結編』(22)。

3歳から芸能活動をスタートした寺田心さん。多数の作品や番組に出演し、可愛らしさと礼儀正しさで視聴者や共演者の心を鷲掴みにしてきました。その後も、多様な作品で繊細な表情から熱い演技までの幅広い演技力で視聴者を魅了してきた寺田さんは、現在中学3年生。今回、スタジオポノックの最新作『屋根裏のラジャー』の主役、ラジャー役に寺田さんが大抜擢!この映画は、愛を失った少女の想像の友だち〈イマジナリ〉であるラジャーが大冒険を繰り広げる物語を中心に綴られています。今回は、寺田さんの映画への思いや、学校生活のお話をうかがうとともに、高校生の皆さんへの応援メッセージをいただきました。

ラジャー役のオーディションに挑むにあたり、どのような準備をされましたか?

オーディションの前にラジャーの絵をいただきました。そしてより一層ラジャーの気持ちになるために、ラジャーと同じような服を母と一緒に探しに行き、その服でオーディションに臨みました。また、スタジオポノックの過去の作品も参考にさせていただきました。普段の俳優としてのお芝居では、照明や美術、音声の方々のサポートがありますが、声だけでキャラクターの感情や背景を伝えることは新しい挑戦でしたが、同時にとても楽しく貴重な経験になりました。

今回がアニメーション映画の声優初挑戦ということで、何か困難だと感じたことはありますか?

本作は声変わりの直前の時期に収録をしていたため、声の調子を整えるのが難しかったです。スタッフの皆さんから喉のケアの方法などを教えていただき、そのアドバイスを参考にして、喉は大切にするよう特に気を付けていました。例えば、白湯を飲んだり、はちみつを舐めたり、部屋でスチームを使ってみたり、大きな声を控えるなど喉に無理をかけないよう心がけていました。

お気に入りのシーンはありますか?

ラジャーの世界観はとても魅力的で、まるで宝箱の中にいるような幻想的な感覚になり、自分もラジャーたちの世界に飛び込んで遊びたいと強く感じました。

また、映画の冒頭でラジャーとアマンダが小さな窓から屋根裏に入っていくシーンがあるのですが、それが映画の終盤ではその屋根裏からフレームアウトして出ていくシーンにつながっていて、その連続性がとても印象的でした。この作品では、ラジャーとアマンダ、そして他の仲間たちとの絆に深く触れられる瞬間が多く、心に残るシーンがたくさん描かれています。

共演者の方や、制作陣の方から学んだことはありますか?

僕が一番最初に声を入れたので、まだ他の方の声は入っていない状態だったのですが、実際に完成した映画や予告編を見て、安藤サクラさんやイッセー尾形さんなど皆さんの表現力には本当に感動しました。また、百瀬義行監督や西村義明プロデューサーからもアドバイスをいただきました。例えば、ラジャーが走るシーンでは僕も実際に走りながら息遣いを表現したり、ラジャーがもがくようなシーンでは実際に息を止めて苦しげな声を出して表現したりしました。声優として声でキャラクターやその背景を表現するには、このような具体的な身体の動きがとても大切だということを実感しました。

この映画はどんな作品ですか?

自分の生きる道や夢に向き合うことの大切さ、大切な人やそのことを守りぬく強さ、支え合う友情、家族の思い、そして希望を持ち諦めない心。成長とともに薄れてゆく思いにハッとさせられ、同時に温かな気持ちが込み上げてくる、たくさんの思いが詰まった作品です。

寺田さんにとってラジャーはどんな存在ですか?

ラジャーは、「僕もいつもラジャーのようでありたい」と思わせてくれるような存在です。僕は今すこし反抗期を迎えていて、物事を素直に受け取れないことがたまにあるので、ラジャーのように物事をとらえることができたらいいなと感じます。

得意・苦手な教科は何ですか?

得意な教科は社会で、特に地理や日本の歴史が好きです。地理では、土地の特産物や生産量などを自分で調べたりしています。歴史では、小学生のころから戦国時代に関する本を読んでいたこともあり、戦国時代が好きです。戦国武将では特に真田幸村が気に入っています。

苦手なのは英語の文法です。会話は好きで、簡単な言葉やジェスチャーを使って伝えることが得意ですが、書くのは難しいですね。

多忙な中どのように勉強時間を確保されていますか?

僕は、短期集中型で勉強するタイプです。みんな毎日コツコツと取り組むと思うのですが、僕は計画的に勉強するというよりは、ギリギリになってからしっかり集中して取り組むスタイルです。真剣に「勉強しよう!」と決めたときは頑張れるのですが、まだテストなどの日程に余裕があると感じると、つい先延ばしにしてしまうこともありますので、直したいところです。

今後俳優としてどのような役に挑戦したいですか?

まったく自分と異なる雰囲気のキャラクターや、不思議なキャラクターにも挑戦してみたいです。また、制服は学生特有のアイデンティティを持っていると思うので、今の時期にしかできない「等身大の僕」で学生役を演じてみたいとも思っています。声優にもまた挑戦したいです。

俳優として、お手本とする人物はいますか?

渡辺謙さんです。存在感や立ち振る舞いがとても素敵で、お芝居への姿勢や考え方などその全てに心から尊敬を感じています。以前共演させていただいた際に、「君を子役としてではなく、一人の俳優として見るからね」といった言葉をかけていただき、対等に接していただけたことにとても感動しました。それからずっと、渡辺謙さんのような俳優になりたいと強く思っています。

プライベートでやりたいことはありますか?

離島に行ってみたいです。夜に動画で自然の音を聞いたりするのが好きなんですが、離島で川の流れる音や木々の揺れる音、波の音や風の音を実際に体感したいと思っています。特に、屋久島に行ってみたいですね。

休日はどのように過ごしていますか?

バスケや軽い筋トレをしたり、料理やスイーツ作りを楽しんでいます。実は、料理教室でライセンス(料理教室内で生徒に教えられる資格)を取得しており、特にスイーツ作りが得意です。ホールケーキ、カヌレ、シュークリームなどをよく作ります。ただ、料理は目分量で作ることが多いのですが、ケーキは以前目分量で失敗した経験があるので、しっかりと計量することが成功のポイントだと思っています。また、休日は愛犬との散歩も欠かせません。特に夏場は、暑さを避けるために明け方に散歩し、朝日を見て一日の始まりを感じていました。朝活が好きで、早起きして行動することで、1日を有意義に過ごすことができると感じています。

あとは、寺社仏閣も大好きです。8歳から御朱印を集め始め、現在も続けており、御朱印帳は5冊以上にもなりました。子供の頃はスタンプを集めるような感覚でしたが、今は各寺社の歴史や背景を学び、その場の厳粛な雰囲気の中で御朱印をいただくようになりました。特に思い入れが深いのは、愛知県名古屋市の伊奴神社(いぬじんじゃ)です。子供の頃から新年を迎えるたびに訪れており、8年以上の長きにわたってお世話になっている大切な神社です。

犬を飼っているんですね。

5匹の犬を飼っています。名前は「とと」「もも」「ゆゆ」「ろろ」「ぽぽ」と、全てひらがなの2文字で揃えて名付けています。「とと」は接続詞の「と」から取って、僕とととを繋ぐ存在という意味で名付けました。「もも」は、この子が家に来たときに桃の花のような可愛さを感じたからです。「ゆゆ」は「結」の字を連想し、僕とゆゆを結ぶ存在という意味が込められています。「ろろ」は、僕の名前の「こころ」から1文字取ったものです。「ぽぽ」は、おばあちゃんが名付けました。

俳優以外でやりたいお仕事、夢などはありますか?

動物と関わるお仕事に興味があります。具体的な形はまだ決めていませんが、大人になる前から少しずつ経験を積んでいきたいと思っています。現在は動物保護活動に関する勉強や保護施設への訪問をしていて、家で飼っている5匹の犬の中にも、保護されてきた子がいます。将来的には、動物の保護が必要ない世界になれば嬉しいのですが、もしまだ保護が必要な子がいれば自分が助けることができればと考えています。そのための準備を今から進めていきたいと思っています。

読者の高校生に向けて、応援のメッセージをお願いいたします。

来年、僕も高校生になります。高校生活は新しい経験や学びがたくさんあると思うし、時には大きな壁や困難にも直面するかもしれません。でも、ラジャーが教えてくれた「最後まで諦めない心」を持って、真摯に自分と向き合い、皆さんと一緒に頑張っていけたらいいなと思っています。最後まで諦めない心をもって一緒に頑張りましょう!

TOP