映画演劇 サクセス荘 直筆サイン入りインスタント写真を1名様にプレゼント!

高校生のための進路サイト

直筆サイン入りインスタント写真を1名様にプレゼント!

Takeshi Terayama profile

1987年12月23日生まれ。愛知県出身。『黒執事』や『テニスの王子様』など舞台を中心に、テレビドラマやバラエティ番組にも出演。斬劇『戦国BASARA』では3作品ですべて別の人物を演じるなど、演技力が高く評価されている。個性的な単独ライブも話題に。特技はダンス・スノーボード。

Toshiki Tateishi profile

1993年12月19日生まれ。秋田県出身。2017年にミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンの幸村精市役で俳優デビュー。その後、MANKAI STAGE『A3!』や初主演を務めたミュージカル『「黒執事」~寄宿学校の秘密~』、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』など数々の舞台やドラマ、映画などに出演。ダンス&ボーカルグループ「IVVY」のメインボーカルを担当。俳優・歌手として幅広く活躍中。

Shotaro Arisawa profile

1995年9月28日生まれ。兵庫県出身。2015年8月、舞台『「K」第二章』で俳優活動を開始し、同年11月ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』の国見 英役で本格デビュー。ミュージカル『刀剣乱舞』などの舞台や映画、テレビドラマ、ラジオなど、多方面で活躍している。趣味は野球観戦・音楽鑑賞。

成功を夢見る若者たちが共同生活を送るアパート「サクセス荘」。通常のテレビドラマとは異なり、一度きりのランスルー(通しのリハーサル)を終えたら、あとは本番一発勝負で撮影されています。台本はあるものの何が起こるかわからないワクワク感が話題を呼び、3期まで続く人気ドラマとなりました。その「サクセス荘」がついに映画化!もちろん、映画も撮り直しなしの本番一発勝負。今年の大晦日に公開が決定しています。

今回は、マカロン役・立石俊樹さん、アンテナ役・有澤樟太郎さん、ヒッピ役・寺山武志さんを訪ね、ご自身や作品のお話をうかがうとともに、高校生のみなさんへの応援メッセージをいただきました。

撮影が終わり、2021年12月31日の公開に向けて、今のお気持ちを教えてください。

有澤:「早く公開してほしい!」という気持ちです。早く皆さんに見てもらいたい、あのシーンで笑ってもらいたい、って。今までのサクセス荘の集大成になっている映画なので、本当に「早く大晦日が来ないかな」という感じですね。

立石:僕も「早く見てもらいたいな」という気持ちです。大晦日は皆さん実家にいたり、地元に帰省していたりするじゃないですか。自分の中で大晦日は結構大きな1日なので、その日に公開するというのは、すごく嬉しかったです。

寺山:映画の撮影は終わりましたが、まだ仕上げ中で、僕たちも完成した作品は見ていないんです。だから、自分自身も早く見たいですね。今回の撮影には、とんでもない数のカメラがあったのですが、あのシーンはどのカメラがどう抜いているのか、なども確かめたいです。

立石さんは「サクセス荘3」からのご出演ですが、すでに1期・2期と続いてきた作品へ出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

立石:まさか自分が!と思いました。呼んでいただけて光栄でしたし、嬉しかったです。一発本番なので身構えてはいたのですが、実際に撮影してみたら思った以上に「うわっ!難しい!」と感じました。

サクセス荘は一発撮りですが、撮影時に意識していることはありますか?

有澤:この作品は助け合いが大事なので、「仲間を信じること」です。サクセス荘の撮影日に必要なのは、1日を乗り切る体力と、一発撮りにかける集中力、これに尽きますね。

立石:今回の映画も一発撮り、さらに95分という大作です。相当な緊張感の中での撮影でしたが、僕が演じるマカロンは常にマイペースな役柄なので、たとえ僕自身が緊張していても、それとは逆行してマイペースでいることを心がけていましたね。

寺山:僕はメンタル面を大事にしていました。1つミスをすると尾を引いてしまうので、ミスをしないことも大事ですが、守るよりは攻めていきたいという思いもあり、そのバランスが難しいですね。サクセス荘の本番がある日は、家を出るときから「今日は戦に出る」みたいな気持ちで気合を入れるんですよ。僕はヒップホップが好きなので、電車を降りた瞬間からイヤホンで大音量のヒップホップを聴いてテンションを上げていました。

皆さんの今回の役柄は、完全に演技なのか、割と素の自分に近いのか、どちらでしょうか?

立石:素から役に持っていくことが多かったと思います。マイペースな役を演じるためには、マイペースな気持ちにならなくてはいけないので、自分自身が緊張を忘れてマイペースな気持ちに入るようにしていました。

有澤:僕は割と素に近い感じですね。楽しいことが好きなので、仲間といるときはテンションが高かったりしますし、プライベートの自分が役に反映されています。カメラが回っていないところでの関係性も、この作品では生かされていると思います。

寺山:僕は自分の中の要素を抽出した感じですね。ヒッピは、高校・大学時代の、男友達とワイワイ騒ぎながら全力で楽しんでいた頃のハイテンションな自分を、ぎゅっと詰め込んだ感じです。今は年齢的にも大人になって、当時とは感覚が違うのですが、「あの頃の自分だったら……」と考えながら演じていました。

この人がいればやりやすい、安心、という人はいますか?

有澤:僕はやっぱり寺山さんですね。お芝居の面でも安心感がありますし、存在感があって、面白いので。僕の周りの役者たちも、「寺山さんは本当に面白い!」と言っています。個人的にも好きなので、一緒のシーンは毎回楽しいです。

寺山さんいかがですか?

寺山:嬉しいです。いつからか、アンテナとヒッピは一緒にいることが多かったんですよね。セリフを交わすわけではないのですが、立ち位置が近くて。もしかすると、「底抜けに明るい2人で、物語を勢いある方に動かしてくれよ」という、監督からのメッセージだったのかもしれません。
やりやすいと思う人……ですが、逆に、サクセス荘のメンバーにはやりにくいと思う人がいないんです。役のキャラクターでいるときだけでなく、楽屋で話しているときでも、話しづらいと感じる人がいません。これはすごいことですよね。立石さんもサクセス荘が初共演でしたが、話しやすくて。とても平和です(笑)。

立石:僕もやりにくい人がいなくて。今日(取材日)も、この3人でとある撮影をしたのですが、3人とわかった瞬間から「ああ、これもう大丈夫だ!」と勝手に安心していました。ただ楽しんだ撮影でしたね(笑)。

自分以外のキャラクターで、演じてみたい役や、好きな役はありますか?

立石:僕は虎次郎(spiさん)ですね。対応力が高くて、一緒に撮影をしていると安心感があります。突飛な行動をするのも面白いですよね。個性豊かなメンバーの中でも、特に目立つ行動をとる1人なので、あのような役をやってみたいと思います。

有澤:演じてみたい役でいうと、ミスター(高橋健介さん)ですね。ミスターは、俗にいう高学歴マウントをとるじゃないですか(笑)。

寺山立石:(笑)

有澤:自分の性格では絶対に無理なんですけど、ああいう論破する役を演じてみたい気持ちはありますね。好きな役でいうと、虎次郎は僕も好きです。他のキャラクターもみんな好きなんですけど……ケニー(小西詠斗さん)は1人だけ世界線が違うんじゃないかと(笑)。

寺山:映画すごかったよね(笑)。

有澤:本当に世界線合っている!?みたいな。そういうところが好きなんですけどね。映画でも良い意味でやらかしてくれているので、そこも見どころです(笑)。

寺山:僕が演じてみたいのは、不可能ですけど、マカロン(立石さん)ですね。やってみたい役となると、自分とは正反対のキャラクターを選びたくなっちゃいます。僕が美を語ったらどうなるんだろう、って(笑)。

立石有澤:見たい(笑)!

寺山:立石さんが言うから納得できるマカロンのセリフって、いっぱいあったと思うんです。そういう風に、僕が同じセリフで視聴者の方を納得させられたら、すごいことだなと思います。

サクセス荘には成功を夢見る若者たちが集まっていますが、皆さんが高校生の頃の夢はなんでしたか?

寺山:「テレビに出たい」「めっちゃ人気者になりたい」とずっと言っているミーハーな若者でした。でも、勇気がなくて上京もできず……みたいな。小さい頃から「テレビに出たい」という夢は変わっていませんね。

立石:僕は歌手になりたいと思っていました。でも、それを行動に移せなくて。上京はしたものの、一旦は普通に就職をしました。

有澤:僕は兵庫県出身で、昔から東京に強い憧れを持っていました。東京で活動したかったので、とにかく東京へ行くための理由を探していましたね。事務所のオーディションをたくさん受けたり、アルバイトをして貯めたお金で東京へ遊びに行ったり。東京の大学に進むため、受験勉強も頑張りました。

高校生の頃はどのような生徒でしたか?

立石:高校生の頃は、テスト勉強をめちゃくちゃ頑張っていました。ただ、毎日きちんと勉強をするというよりは、テスト前に徹夜で頑張って学年で上位に入るタイプだったので、本当に頭の良い人には勝てなかったですね。

寺山有澤:モテたでしょう?

立石:いや、モテなかったです(笑)。中学生の頃は何もなくて……強いて言えば、高校生の頃は男子からも「ボタンください」と言われたりして、ボタンがなくなりました。

寺山有澤:モテてるじゃん(笑)!

有澤:僕は立石さんとは正反対で、高校1~2年生の頃は全く勉強をしていませんでした。アルバイトをしてお金を貯めて、自分の好きなことばかりしていましたね。高校3年生の夏休みから、「東京の大学に行くために勉強しないと」という気持ちになりました。ただ、周りに影響されやすいタイプだったので、友達に遊びに誘われると、勉強しないと……と思いながらも遊びに行ってしまうことがありましたね。

寺山:僕は高校生の頃、親友から「お前は恋に恋しているよ」と言われたことがあって。当時は否定していましたが、今は納得できます。初恋をして、高校1年生の頃からずっと付き合っていたので、その子のことばかりを考えている3年間でしたね。その子のための生活でした(笑)。

今まさに青春を謳歌していたり、進路選択に悩んでいたりする高校生に向けて、応援メッセージをお願いします。

寺山:僕はやりたいことに突き進むのが一番幸せだと考えているので、早いうちにやりたいことを見つけて、そこに突き進むメンタルさえあれば、絶対幸せになれると思います。一緒に人生を楽しみましょう!

有澤:高校時代は、まだ夢や目標が定まらない人も多いと思います。僕もその1人でしたし、友達もそういう感じでした。でも、最終的には自分の好きなことを見つけて頑張っている人が多いです。「周りがこれをやっているからやらなきゃ」ではなく、自分の好きなことをやる勇気が大事だと思います。今の時代はいろいろな仕事があるので、自分のやりたいことを見つけて頑張ってほしいですね。

立石:僕も高校生の頃は、進路について悩んでいました。結局は上京して東京消防庁に就職したのですが、消防庁に内定してからも、自衛隊の試験やセンター試験(現在の大学入学共通テスト)を受けていましたし、最後の最後まで迷っていましたね。そして、社会に出てから自分の気持ちに素直になって、当時から漠然とやりたいと思っていた歌やお芝居を始めました。スタートはいつでも切れるので、高校生の頃から焦らなくても大丈夫だよ!と伝えたいです。

◆スタイリスト/本多 由佳(M)
◆撮影/内田 隼人

TOP