板垣李光人さん直筆サイン入りインスタント写真を3名様にプレゼント!

Rihito Itagaki profile

2002年1月28日生まれ。山梨県出身。小学5年生のときに第1回スターダストプロモーション芸能1部モデルオーディションに合格し、俳優としての活動をスタートさせる。現在は、映画、テレビドラマ、舞台などで多くの話題作に起用されており、今後の活躍が最も期待される若手俳優の一人。写真、音楽、アニメ、ゲーム、水泳、イラストなど、趣味や特技の幅が広く、さまざまな方面から注目を集めている。特にSNSで公開しているイラストやメイク動画は大きな話題に。

特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」(テレビ朝日系)で、未来からやってきた集団「タイムジャッカー」の一員であるウール役を演じ、注目を浴びた俳優・板垣李光人さん。「美しすぎる少年」と呼ばれ、一躍人気者に。6月に発売したファースト写真集「Rihito 18」は、人気俳優3人がカメラマンとして参加したことでも話題になりました。12月18日には、映画「約束のネバーランド」の公開が控えており、その勢いは増すばかりです。板垣さんを訪ね、ご自身のお話をうかがうとともに、高校生の皆さんへの応援メッセージをいただきました。

ノーマン役に決まった時は、どのような気持ちでしたか。

オーディションが終わってすぐ、監督から部屋に呼ばれて。「今日から君がノーマンだよ」と言っていただきました。

そして、その場ですぐに台本を読み始めたので、自分がノーマン役に決まったのだという気持ちを整理する時間がなくて。あっという間でしたね。

元々原作が大好きだったので、すごく嬉しかったです。一方で、「約束のネバーランド」の世界観やストーリーは実写化が難しいこともあり、最初は不安がありました。

ノーマンは人気キャラクターで、ビジュアルは西洋的。白い髪で、青い目で……それをどのように作っていこうかな、と考えていました。

板垣李光人さん

ノーマンを演じる上で意識したことはありますか。

原作を読んでいるときから、ノーマンは「笑顔」がとても印象的な人だと思っていました。きっと心の根底では年相応の感情の揺れ動きもあるのでしょうけど、エマたちのために常に笑顔でいることを選んでいるような人だと思っていたので、僕自身も笑顔を大切にしようと思って演じていました。あとは話し方のトーンやテンポに気を付けて、できるだけ優しく見えるようにと意識していました。

撮影初日は緊張しましたか。

僕は、撮影に入ってしまうと「あとは一生懸命やるだけだ」と思うタイプなので、あまり緊張はしなかったです。初めて経験させていただくことが多くある現場だったので、楽しみながら演じることができました。

今回の役で、ご自身と共通する部分はありましたか。

僕自身は、一度言葉を飲み込んで、考えてから口に出すような性格です。そういった部分は、ノーマンの思慮深い性格と重なると思います。

また、ノーマンはエマのように天真爛漫な感じではなく、感情の起伏が少ないキャラクターです。僕も普段はフラットな感じなので、そこも重なるかなと思いました。

板垣さんが考える映画の見どころを教えてください。

「約束のネバーランド」の世界観を邦画で表現するのはとても難しいと思うのですが、セットやロケーションはもちろん、本当に細かいところまで原作の世界が再現されています。スタッフやキャスト全員が、作品に対して愛をもって製作しているのが感じられると思うので、それが映画全体を通しての見どころです。

また、題材が「生と死」なので、コロナ禍の今だからこそ、いろいろなことをより強く感じてもらえるのではないかと思います。

板垣李光人さん

お気に入りの場面はありますか。

重い題材ではありますが、子供たちと鬼ごっこをしたり、戯れたりしている冒頭のシーンは、ハウスで楽しく生活している様子を再現できていて、とても好きな場面です。

現場では、子供たちが本当に元気でした。僕は一人っ子なので、今まであまり年下の子供たちと接する機会がなかったのですが、とても癒されましたね。子供だから当たり前なのですが、スタッフさんが指示したとおりに動いてくれなくて。「こっちに行って」と言っているのに、反対側に行っちゃうことも多々ありました(笑)。

作品中の「グレイス=フィールドハウス」は、いろいろな子供たちが一緒に暮らす場所なので、そういった面でもリアリティーを感じてもらえるかなと思います。

どのような人に見てもらいたいですか。

年齢、性別を問わず、いろいろな方に見ていただきたいですね。

今まで「死」をあまり意識していなかった方も、このご時世なので、少しだけ「死」が近くにあるように感じていると思います。この映画を見たら、それぞれ思うところがあるでしょうし、見終わった後は家族や友人に温かい気持ちで接することができるのでは。

「生と死」という題材だけでなく、母親と子供の関係や、裏切りなど、現代に通ずるような内容も盛り込まれているので、誰が見ても何かしら共感できるはずです。エマたちの勇気にも力をもらえると思います。

板垣さんは、どのような学校生活を送っていましたか。また、どのような子供でしたか。

一人でいることが多かったです(笑)。休み時間は一人で絵を描いているような子だったので、それほど目立つタイプではなかったですね。

小さな頃から今の仕事をしていたので、中学校でも高校でも修学旅行に行っていません。そこは少し後悔があります。

僕自身は、小学生の頃からそれほど変わっていないと思います。絵を描くのが好きで、運動をするのは好きじゃなくて。

でも、運動嫌いなりに何かしないとな……って。小・中学生の頃は水泳をやっていました。屋内だし、日焼けをしなくていいという不純な動機で始めました(笑)。背泳ぎが得意です!すごく速く泳げます!

運動が苦手となると、アクションシーンなどは大変でしたね。

そうですね。走るシーンがすごく多かったので、とても大変でした。

撮影中、腕の振り方が変と言われて(笑)。「え、腕の振り方に正解があるの!?」と思いながら、フォームを試行錯誤して何度も走りました。

本気で走りましたし、地面が土で軟らかいので、余計に体力を奪われて……大変でしたね。

板垣李光人さん

特技のイラストは、ずっと描かれているのですか。

気が付いたら描いていました。テーマは特に決めていないのですが、アルフォンス・ミュシャの宗教画や肖像画のような雰囲気が好きなので、多少影響を受けて描いているかもしれません。

SNSにメイク動画をアップしていらっしゃいますが、勉強しているのですか。

勉強という感じではなくて。SNSなどを見ていて、いいなと思うものをやっています。絵を描く感覚で、「この色とこの色でグラデーションにしてみたいな」とか。

あとは、ドラァグクイーンの方のメイクを見るのが好きですね。そこまで真似はしないのですが、楽しい方たちなので、見ていると元気が出ます。

今後の目標をお聞かせください。

いろいろなことを試して、寄り道をしていきたいです。この先の人生、何があるかわかりませんから。いろいろなことに挑戦しないともったいないと思っています。

自分のイラストを本にしたり、グッズにしたり、それを自らイベントで販売したり。服飾の勉強をして、服を作ってみたい気持ちもあります。

進路を模索する高校生に、応援メッセージをお願いします。

皆さん、自分の夢に向かって努力をすると思います。よく「努力は裏切らない」と言いますが……裏切られることもあります(笑)。

そこで大事なのは、努力に裏切られたときに、どのように気持ちを立て直すかだと思います。裏切られたときに、自分がどう動くかが重要です。

もちろん、努力をするのは大切です!でも、それを過信しない方がいいというか……報われなかったときに、気分を落としすぎないようにしてほしいです。

僕の場合は、運命ってあると考えていて。何かあったとしても、「仕方ない」と思うようにしているので、そこで沈みすぎて歩けなくなるような経験はないですね。

「努力しなくちゃ」と力みすぎることなく、たまには自分を甘やかしてもいいと思います!

ヘアメイク/桑本勝彦
スタイリスト/伊島れいか
衣装協力/AOI WANAKA
撮影/Kenichi Aikawa

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