大学入試の基礎知識 - 入試情報徹底解剖 - 過年度入試データの…

  • 保護者の方
  • 教諭の方
  • 編入学希望の方
  • スキルアップ希望の方

入試情報徹底解剖-過年度入試データの活用

志望大学の過年度の入試データを確認することは、自分の実力が最大限に活かせる入試を見つけることに直結します。もちろん、合格に向けた一つの具体的な目標にもなるでしょう。大学によって公表の方法や形態はさまざまですが、ここではまず、「合格最低点」「志望倍率」「実質倍率」など、基本的な項目を見てみましょう。

過去の入試データを活用しよう

●合格最低点をチェック!

大学によって発表内容は異なりますが、入試結果データを公表しているところは少なくありません。下表のような「入試データ」を見つけたら、まずは「合格最低点」に注目してみましょう。学部や学科、入試方式によってバラツキはありますが、得点率のボーダーラインはおよそ60%以上。満点を取らなくても合格できることが分かります。場合によっては、50%台で入学している受験生もいるかもしれません。

●志願倍率と実質倍率の違い

「倍率」という言葉には注意が必要です。なぜなら「志願倍率」と「実質倍率」という2種類の「倍率」があり、その意味や算出方法が異なるからです。一般的に「志願倍率」は高めの数値が出るため、厳しい競争があるかのように見えます。しかしながら「実質倍率」を見ると、それほどでもないことがあるため、数値に惑わされないようにすることが大切です。詳しくは下記の「知っておきたい入試用語」をご覧ください。言葉の意味を理解し、併願作戦を立てましょう。

「志願倍率」は「志願者数÷募集人員」で算出できる数値だ。例えば、経済学部(T日程)経済学科の志願倍率は839÷50で16.8倍となる。ただし、この中には他大学との併願者も含まれているため、数値の高さそのものに惑わされないことが大切。
合格のボーダーラインを知る上で重要なデータが「合格最低点」。おおむね60%の得点率が合否の分かれ目になることが多い。苦手科目があったとしても、ボーダーラインさえ超えられれば合格となる。ボーダーラインを知って、どのように入試に向かうのか対策を立てよう。
入試情報徹底解剖の表3
入学定員よりも「合格者」を多く出している大学は多い。国立大学は、ほぼ定員通りの合格者数を出すのが通例だが、私立大学は定員の2倍、中には3倍以上の合格者数を出すところも少なくない。たとえ競争が厳しくても、ボーダーラインを超えることを念頭に頑張ろう。
表の倍率欄の数値は「実質倍率」を示している。「受験者÷合格者」で算出できる。例えば、経済学部(センターC方式)経済学科の志願倍率は22.7倍と高いものの、実質倍率は1.7倍と、競争率は低い。ただし、合格最低点(得点率)欄に目を向けると得点率のボーダラインは75%以上となっており、センター試験で取りこぼしをしないことが大事であると分かる。

知っておきたい入試用語

●合格最低点
入試合格者の得点の中で最も低い得点のこと。最低何点取れば合格できるのかを判断する目安として利用できる。ただし、受験者の学力レベル、受験者数、入試問題の難易度などによってこの数値は毎年変化するため、単純な比較はできない。
●志願倍率
入試の競争率を示す数値の一つで、志願者数を募集人員で割った数値のこと。私立大学・短期大学などでは、実際の競争率とは異なることが多いため、「見かけの倍率」と言われる。志願倍率の数値に惑わされないことが大切。
●入学定員
規則によって定められた学部や学科の収容定員のうちの第1年次の定員のこと。国・公立大学では入学定員を超えて入学許可を与える(合格を出す)ことは少ないが、私立大学では入学辞退などを見込み、入学定員より多めに入学許可を与えることが少なくない。
●実質倍率
入試の競争率を示す数値の一つで、受験者数を合格者数で割った数値のこと。私立大学・短期大学などでは、併願受験者が多く、合格しても入学手続きをしない受験生がいるため、合格者を募集人員より多く発表するケースがほとんど。志願倍率より数値はかなり低くなる。
●隔年現象
大学全体や学部・学科の志願者数が1年ごとに増加したり、減少したりすること。過去数年間の競争率を折れ線グラフにしてみると、山と谷が繰り返されていることが多い。大学入試ではよく見かけられる現象で、志願者数が多いところは合格しづらいはずと考えた受験生が、前年度の志願者数が少ないところに集中するため起きるとされる。
●基準点
私立大学では、特定の学部・学科の内容に関連が深い入試科目について合格最低点を定めている場合がある。そうしたケースでは、仮に入試科目全体の合計点で合格ラインを上回っていても、特定科目の点数が定められた合格最低点を超えていないと不合格になる。

入試情報からピッタリの大学・短期大学(短大)・
専門学校などを探してみよう!

  • 大学・短期大学
  • 短期大学
  • 専門教育機関