大学入試の基礎知識 - AO入試

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AO入試

AO(アドミッションズ・オフィス=入学管理局)入試は、学力試験では判定できない、その学部・学科に対する受験生の意欲や適性、入学後の可能性などを、じっくりと時間をかけて評価する入試です。書類・小論文・面接・実技など、選考方法がさまざまであるばかりではなく、実施時期が早いため、それに合わせて早くから受験に向けて準備をする必要があります。

受験生の意欲や可能性などを評価

AO入試実施大学数の推移

AO入試は、その大学で学びたいという学習意欲や大学への適性、個性・能力など、受験生の未来の可能性をみる入試です。選考基準となるのは、大学・短期大学または学部・学科が提示する「アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)」に基づいた「求める学生像」。募集要項などで示されています。ここで示された大学の求める学生像と、学生がその大学で学びたいことが合うかどうかが合格のポイントとなります。
AO入試を実施する大学の数は横ばい傾向にあります。平成28年度は、545大学(国立51・公立24・私立470)、1,387学部 で実施されました。私立大学では全体の81.0%、国立大学でも62.2%の大学がAO入試を導入しています。
また、短期大学でも268校で実施されている(私立短期大学の82.2%が導入)ほか、専門学校でも導入される事例が増えています。
AO入試が行われる時期は学校・学部によってさまざまですが、早いケースでは6月頃からエントリーの受付を行い、8月1日より出願の受付を開始。その後、いくつかの試験を経て8~10月に合格という流れになります。そのため、受験を考えている高校生は、早めに準備を始める必要があります。

時代に合わせて変化するAO入試

学習意欲や適性を評価するAO入試では、これまで学力についてはあまり問われてきませんでした。しかし、平成21年3月の文部科学省の通知により、平成23年度より、AO入試選考に「学力把握措置」を合否判定に用いることになり、出願には調査書の提出が必要となりました。そのため、調査書における教科の評定平均値や出欠状況、特別活動の記録などを選考の要素に加える大学が増加しています。ほかの入試方式と比べると、一般に基準はかなり緩やかですが、以前とは異なり、一定レベルの学力が必要とされる入試になっていることに注意が必要です。また近年、国・公立大学や難関私立大学では、AO入試の実施を見直す動きもあるため、今後の動向を注視しておきましょう。

■代表的な選考パターン

各選考タイプの流れ

※ 大学によって受付の始まる時期、入試の手順、選考方法は異なるので、必ず志望校の募集要項等で確認してください。

AO入試 用語解説

●アドミッションポリシー
AO入試を実施する各学校や学部・学科が期待する人物像を提示したもの。このポリシーに合致するかどうかが、AO入試合否の大きなポイントになる。
●(予備)面談/(予備)面接
エントリーした後に実施される面談・面接。これによって、大学はエントリーした生徒がアドミッションポリシーに沿う人物かどうかを、生徒は自分の学びたいことが学べる学校かどうかを確かめる。大学が生徒の資質・適性を認めた場合は、生徒に出願の許可を出す。この段階で生徒は最終的にその大学に進学するかどうかの判断を行う。
●エントリー
出願前に行うAO入試の代表的な登録方法。エントリーをすることにより、出願前に大学と受験者の相互理解を深め、ミスマッチを防ぐことができる。各大学の「エントリーシート」に志望理由や自己アピールを記入して提出するケースが多い。
●出願
AO入試ではエントリーは自由にできる大学が多いが、出願の際には「専願」を求める大学が多い。その場合、原則として、本試験で合格したら入学しなければならない。
●志望理由書
エントリーあるいは出願の際に提出する書類。この書類をもとに面談・面接での意思確認などが行われる。自分をアピールする AO入試で、大切な書類のひとつ。
●入学前教育
AO入試に合格後、入学するまでの間に、各大学が合格者に実施する教育のこと。課題に対する小論文やレポートの提出、講習などを課す場合が多い。

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