助産師になるには?高校生から知っておきたい資格と進路のポイント

助産師を目指すあなたへ、まず知っておきたいのは、「日本では女性のみ」「看護師資格が必須」という2つの条件です。最短ルートを選ぶなら、助産師課程のある4年制大学で看護と助産を一緒に学び、卒業時にダブル受験にチャレンジ。合格すれば4年で助産師への夢に近づけます。

「まずは看護師から始めて、自分のペースで助産師を目指したい」という選択肢ももちろんOK。この記事では、進路選びの悩みや国家試験のポイント、助産師に向いている人の特徴まで、迷いながらも前に進みたいあなたのために、やさしく解説します。

「どうやって進めればいいの?」と思ったら、第一志望の学校を決めて、資料請求・オープンキャンパス参加の順で一歩ずつ進めてみましょう。

【この記事でわかること】

・助産師になるまでの学費と奨学金の使い方

・助産師になるために高校生のうちからできる準備

・自分が助産師に向いているか
助産師になるにはまず看護師資格を取得する必要があるため、「看護師専門学校」や「看護学科」のある大学・短大への進学が第一歩になります。

▼看護師資格を取りたい方
「看護師専門学校」も見てみましょう

看護師専門学校とは?活躍できる就職先や場所は?

▼助産師過程のある学校を探したい方

大学・専門学校は以下から探していただけます。

全国の助産師が学べる大学一覧
助産師が学べる大学・短大・専門学校一覧

助産師になるための条件って?

「助産師になりたい」と思っても、実は最初のハードルが2つあります。

あなたも、「女性だけがなれるって本当?」「看護師の資格も必要なの?」と感じていませんか?

日本では女性のみ

日本では、助産師=女性限定の国家資格です。

法律ではっきり「女性だけ」と決まっているので、たとえば「医療職なら男性でも?」と思った人は要注意。

海外では男性助産師もいる国もありますが、日本では女性だけなんです。

看護師資格が必須

もう一つ大事なのが、「看護師資格の取得」が必要なこと。

助産師になるためには、まず看護師の国家試験に合格し、そのあとに助産師の国家試験を受けるのが基本の流れです。

「じゃあ、いきなり助産師だけは目指せないの?」――そう、まずは看護師になるのがスタートなのです。

助産師になるまでの流れ

「実際、どうやって助産師を目指せばいいの?」と迷う人も多いですよね。

あなたのペースや将来イメージに合わせて、2つの方法が選べます。

最短で助産師になる方法(4年~)

もし「早く助産師になりたい!」と思うなら、このルートを目指す人が多いです。

・助産師課程のある4年制大学に進学
・大学の中で看護と助産を一緒に学ぶ
・卒業時に「看護師」「助産師」ダブル受験ができる
・合格できれば、最短4年で資格取得も夢じゃありません

「でも…学内選抜があるって聞いたけど大丈夫かな?」と不安になる人もいるはず。

実は、多くの大学で「助産師課程は定員制」。希望すれば誰でも進めるわけではありません。早めに条件や選抜時期を調べておくのが安心です。

看護師になってから助産師を目指す方法

「まずは看護師としてしっかり経験を積みたい」「じっくり考えてから決めたい」――そんなあなたにぴったりなのが、この段階型のルートです。

・大学・短大・専門学校で看護師資格を取得
・そのあと1~2年の助産師養成課程に進学
・大学院・専攻科・別科・専門学校など、進学先はさまざま
・修了後、助産師国家試験を受けて合格を目指す

「一度社会に出て、やっぱり助産師を目指したくなった」という社会人の方も多いです。

一度看護師として現場を経験したうえで、自分のペースで助産師を目指せるのがこのルートの魅力です。

助産師の国家試験ってむずかしい?合格率は?

「試験ってやっぱりむずかしいのかな…?」と心配なあなたへ。

結論からいうと、助産師国家試験の合格率は毎年95%前後とかなり高めです。

・出題は「基礎助産学」「助産診断・技術学」「地域母子保健」「助産管理」の4分野
・マークシート方式で、知識と実際の現場を想定した問題が出ます
・しっかり学校で学んでいれば、無理なく合格を目指せます

「国家試験=ふるい落とす試験」と思われがちですが、現場で使える力を確かめる“最終確認”というイメージが近いです。

最新の合格データは「2024年度 国家試験合格者状況一覧|進路ナビニュース」をご覧ください。
2024年度 国家試験合格者状況一覧|進路ナビニュース

進学ルート、どう選ぶのが正解?

「どの道が自分に合うんだろう?」と迷う人も多いはず。

大切なのは、“あなたが将来どうなりたいか”をイメージすることです。

大学で一気に助産師を目指す

・看護と助産を同時にしっかり学びたい
・できるだけ早く現場デビューしたい

そんな人にはぴったり。ただし、学内選抜があること・定員の少なさは要確認ポイントです。

大学院・専攻科で専門的に学ぶ

・看護師資格を取ったあと、さらに専門性を深めたい
・研究や教育にも関心がある

こうしたタイプの人に合っています。

専門学校で助産師を目指す

・看護師として働きながら、短期間で助産師資格をとりたい
・実践重視で現場力を身につけたい

進路選びは、「自分の性格」「将来のイメージ」「学びたいこと」で考えるのがおすすめ。

迷ったら、助産師を目指せる学校一覧から探してみましょう
助産師を目指せる学校一覧

学費や奨学金の不安、どうしたらいい?

「お金のことが心配…」「奨学金って使えるの?」という悩みも、多くの人が感じています。

実際、進学先やコースによって学費は大きく変わります。

・専攻科・別科(1年課程):公立約70~100万円、私立約150~160万円
・専門学校・養成所(1年課程):国公立約90~120万円、私立約130~170万円
・大学院(2年):国公立約135万円、私立約310~340万円
・大学(4年制・看護学部):国立約242万円、私立理系平均約573万円

「そんなにかかるの!?」と驚いた人もいるかもしれません。

でも、日本学生支援機構(JASSO)や都道府県の修学資金貸与、学校独自の奨学金制度も利用できます。

・返済不要の給付型
・卒業後に返す貸与型
・医療機関で勤務すれば返済が免除になるものも

まずは進学したい学校や自治体の制度を調べて、早めに相談してみるのがおすすめです。

助産師の仕事のリアルは?

「お産を手伝うだけ?」と思われがちな助産師ですが、実はもっと幅広い活躍の場があります。

・妊婦健診の補助や健康・栄養指導
・出産時のサポート(分娩の介助、心のケア)
・産後のお母さんや赤ちゃんのケア、授乳指導、育児アドバイス
・地域母子保健や性教育に関わる

たくさんの命と家族の「これから」を支える、とても大切な役割です。

「自分にそんな大きな仕事ができるかな…」と感じたら、まずは“今できる小さな一歩”を踏み出してみてください。

どこで働ける?職場ごとの違い

助産師は、いろんな現場で活躍できます。どの職場が自分に合うか、ちょっと想像してみませんか?

・病院やクリニック(約8割がここ!産科外来・分娩・産後ケアが中心)
・助産院(自然分娩や家庭的なケアができる)
・保健所・学校(地域母子保健や性教育、育児相談)

「夜勤やオンコールって大変そう…」と思ったら、職場の条件や体制もぜひチェックしてみましょう。

給料や働く環境ってどんな感じ?

助産師の平均年収は約580万円。

夜勤やオンコール(勤務外の呼び出し待機)手当がある場合も多く、働き方や勤務先によって違いがあります。

「がんばった分だけ評価される」「長く働いてもキャリアアップできる」

そんな環境が整っているのも、専門職ならではの魅力です。

助産師に向いている人の特徴は?

「私って、向いているのかな?」と感じたこと、ありませんか?

・赤ちゃんや子どもが大好き
・どんな時も責任感をもって行動できる
・思いやりやチャレンジ精神を大切にできる

この3つがそろっていれば、きっと助産師という仕事で誰かを支える力になれるはずです。

まだ進路に迷う方は、適性から進路を考える方法もあります。

適性・適職診断からまずはあなたにあった職業を探してみましょう。
適性・適職診断

将来性は本当に安心?

「少子化だけど、助産師の仕事はあるの?」と気になる人もいると思います。

実際には、高齢出産や産後ケア、不妊治療など、助産師の役割はどんどん広がっています。

・出産数は減っても、質の高いサポートがますます求められる
・地域の母子保健や教育分野でもニーズが安定

未来に向けて、なくならない・求められる仕事です。

今からできる準備ってなに?

「いつから準備すればいいの?」と不安な人も、今日からできることはたくさんあります。

・生物・保健の基礎を身につける
・国語力やコミュニケーション力も大切に
・気になる学校をピックアップして、資料請求やオープンキャンパスに参加してみる
・志望校の選抜条件・定員も早めに確認しておこう

高校を卒業するとこれまで以上に進路の幅が広がります。色々情報収集をして、あなたにあった進路を見つけるところから始めてみましょう。

▼助産師を目指したいと決意した方
助産師が学べる大学・短大・専門学校一覧

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