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貧困層への支援活動 浜松学院大学が工芸品のフェアトレード開始

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 浜松学院大学(浜松市)の学生団体「わたぼうしグランドデザイン」は、国籍・民族・人種・文化・宗教・言語・性別・年齢・障害・教育格差・地域間格差などに関わらず、一人ひとりの個性や多様性に焦点を当て、さまざまな活動を展開している。  昨夏より、フィリピンの山岳地帯にあるマリログ地区で暮らすマティグサログ族の子どもたちの支援のため、「マティグサログバッグ」を販売するフェアトレードの活動を始めた。  同地域では、手作りの民族工芸品を観光客に販売することで生活費を賄っている家庭が少なくないという。学生たちが訪れたバヤニハン小学校付近では、保護者が品物を作り、子どもは保護者や親と一緒に商品の販売を行っている。しかし、肝心の観光客の数は少なく、子どもたちは満足のいく食事をすることが難しい状況にあるという。そこで、同団体の学生たちが、浜松市でもマティグサログ族の生活費にあてるために商品の販売ができないか考え、フェアトレードを実施することとなった。  マティグサログ族の子どもたちの支援のため、現地で商品を買いつけるのと同時に保護者と直接交渉を行い、適正価格での仕入れを行うための契約を結んだ。浜松で商品を適正価格で販売した売り上げ金を使い、児童たちをはじめ、学校に通うことができていない子どもたちの支援を展開していく。

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