埼玉工業大学、自動運転バスの開発状況を公表更新日: 2020年6月25日

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　埼玉工業大学（埼玉県深谷市）は、同大の「自動運転技術開発センター」の令和元年度の活動実績として、のべ2,415人の体験試乗者を乗せて、計652㎞をレベル3で自動走行したことを公表した。この実績は、国内の大学が開発する自動運転バスの中でもトップクラスだという。
　同大は現在、自動運転バスの開発を重点的に進めており「埼玉県スマートモビリティ実証補助金」の採択機関決定によって、株式会社ミクニライフ&オート（本社・埼玉県加須市）の協力を得て自動運転バスを開発。令和元年8月に実験車両を公開した。この自動運転バスは、ジョイ・カーに改装したマイクロバス「リエッセⅡ」に、AIを実装した一般の公道走行可能な自動運転車両だ。
　AIに精通する人材育成を強化するため、工学部情報システム学科にAI専攻を全国に先駆けて平成31年4月に開設するなど、AIエンジニアの育成、およびAIを活用する人材育成に向けた教育・研究に取り組んでいる埼玉工業大。今後、同大卒業生の自動運転を含めた分野の活躍が期待されている。