「実学教育」を通して個性を生かす保育士を目指す 静岡産業大学 更新日: 2020年6月21日
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静岡産業大学(静岡県藤枝市)は、教室で学んだ知識を、学内外のフィールドワークや各種研究センターなどにおける活動を通じて、より実践的に身につける「実学教育」を掲げている。学生を主役にしたプロジェクト型学習(PBL)を全学的に展開し、地域社会を支える人材を数多く輩出しているのが特徴だ。
磐田キャンパス(静岡県磐田市)に配されている経営学部が設ける「保育士養成課程」では、さまざまな取り組みがなされている。保育士養成課程は、所定の単位を修得することで卒業時に保育士資格が取得できる。同大では専門的な知識に加え、実習に必要なスキルの獲得のために、保育実習室や音楽室、ピアノレッスン室、ダンス場など施設・設備を充実させ、実践的な授業の実現に注力している。
現在、保育士養成課程に在籍する学生は「スポーツ経営学科」に所属し、幼い頃よりスポーツ競技を体験。子どもの頃から楽しく身体を動かすことの大切さを感覚的に理解している在籍者にとって、実践から理論をより深く理解できる保育実習やボランティア活動、部活・サークル活動などは「実学教育」の象徴的な場の一つであると言えるだろう。
こうした環境でスキルを磨く学生たちは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で自粛が求められる子どもたちに向けて「家でもできる子どもの運動」と題する動画を作成。動画共有サービスYoutubeに投稿するなど、自律的に行動しているのだという。