地元での学びを重視した「ふるさと教育」 長崎県立島原翔南高等学校 更新日: 2020年7月8日
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長崎県立島原翔南高等学校(長崎県南島原市)は、地域とのつながりを大切にし、市役所や地元企業・各種団体の協力を得ながら「ふるさと教育」に取り組んでいる。ふるさと教育とは、生徒自身が課題を見つけ、解決策を考え、それを地域やほかの生徒に発表するというもの。課題対応力や表現力、コミュニケーション能力などの育成が期待できることに加え、ふるさとに対する愛着や誇り、魅力を再発見することができ、地元就職者の増加や若者の地元定着にもつながっている。
過去には、長崎カステラで知られるみかど本舗(株式会社ミカド観光センター、本社長崎・雲仙市)やみずなし本陣ふかえ(株式会社みずなし本陣、本社長崎・南島原市)などの地元企業で製造・販売体験をしたほか、南島原市の観光ガイドの手伝いなどに取り組んだ。こうした体験を通して、地域住民はもちろん、観光客らと交流する中で、商品の魅力の伝え方や消費者心理を学ぶ機会になるのと同時に、生徒自身のキャリア意識の醸成にもつながっているようだ。