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生徒の発想と可能性を大切にした進路指導 静岡県立浜松南高等学校

高校生のための進路ナビニュース

 日本の科学技術の発展をリードできる人材の育成を目指しているのが静岡県立浜松南高等学校(浜松市)だ。同校では、2年次に「課題研究」を実施。研究方法を学ぶことをメインに据えながらも、生徒が希望した題材にも基本的には応じるため、静岡大学(静岡市)の工学部や情報学部と連携した取り組みを行っている。「生徒の発想を大切にしたい」――。そうした教員の思いから、貴重な体験の実現を下支えしている。
 生徒の発想を重視する教育は、進路指導にも大きな成果を出しており、令和元年度には107人が国・公立大学に進学を果たした。
 進路課長の中野雅弘教諭は、「進路指導は生き方指導だと考えています。生徒一人ひとりがどのように生きていくのかを考えていかなければ、進路は選べません。本校ではさまざまな形で進路について生徒に考えさせています。希望する進路先を調べることも必要ですが、高校生活で経験した中から自分なりの答えを見つける、“探究”も必要なのです」と、強調する。可能性と生徒の思いを大切に将来について考える進路指導が、浜松南高校の魅力となっている。

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