「保育×大地」がテーマ。デザインコンペティション優秀賞更新日: 2020年7月8日

高校生のための進路ナビニュース

　3 学部8 学科からなる工科系総合大学の福井工業大学（福井市）。株式会社ユーエス研究所（名古屋市）が主催した「第4回未来こども園デザインコンペU20」において、同大の環境情報学部デザイン学科3 年次・宇佐美芽泉さんの作品が優秀賞を受賞した。
　タイトルは「保育× 大地」。アスファルトや芝生、コンクリート、赤土など、街中にある9つの「大地」を組み合わせることで保育園を設計した。屋外と屋内の地面や床で多様な素材・材料を組み合わせながら、園児の居場所を創出したデザインに仕上がった。ただ単に平面計画を収めるだけではなく、天井高や空間の広さ、狭さ、動線に配慮し、園児の居場所や遊びの場面を細かく計画したものとなっている。
　小さな棟の連なりが子どもたちにとってなじみやすく快適なスケール感である点、内部空間での可変性を楽しめる点、そして住宅地域の中での建築のスケール感が提案されている点などが審査員から評価された。