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経済産業省、産学官の若手による日本の未来像提言を公表

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 経済産業省は4 月22 日、産学官の若手が集う「官民若手イノベーション論ELPIS(エルピス)」において行われた「2050 年の未来」に関する議論の内容を取りまとめ、『企業・大学・官庁の若手が描く未来のたたき台』とする提言を公表した。「官民若手イノベーション論ELPIS」は、20〜30 代の企業・大学・官庁等の若手が集まり、戦略・政策議論の場として昨年10 月に発足した。ここでなされた提言によると、「2050 年の未来」に向けて、以下の5つの価値変化が挙げられるという。
 一つ目は、帰属意識について、所属組織の肩書をベースとするフォルダ型から、プロジェクト・自分の関心をベースとするハッシュタグ型へ移行する「コミュニティのあり方」の変化。二つ目は、取得・所有から貢献・共有へ移行する「マインドセットのあり方」の変化。三つ目は、真理探究志向の研究から社会変化までの研究に移行する「研究のあり方」の変化。四つ目は、機能性からストーリー性へ移行する「ビジネスのあり方」の変化。五つ目は、経済大国から持続可能な社会へ移行する「社会のあり方」の変化だ。これを契機に、今後も継続して議論を行う予定だという。

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