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『けっきょく南極大冒険』って、ご存知ですか 筆者:橋本 光央

私が小学生だった頃にも、
ゲームセンターにはブロック崩し等のテレビゲームはありました。
中学時代にはスペースインベーダーが大流行しました。
当時はまだ携帯型ゲーム機どころか、
家庭用ゲーム機すらありませんでした。

大学に通いはじめた頃、
ファミリーコンピュータが発売されました。
『ロードランナー』『ゼビウス』『ポートピア連続殺人事件』
『スーパーマリオブラザース』などなど、面白かったなぁ。
さて、『けっきょく南極大冒険』はご存知でしょうか。
ファミコン初期のゲームソフトなのですが、
ペンギンさんが氷の上を走っていると、
突然氷柱が飛び出してきて、
それにぶつかったらゲームオーバー。
単にそれだけのゲームでした。
今なら小学生でも遊ばないようなソフトですが、
それも面白かった。

最近のスマホ等でできるゲームは面白いですね。
やり始めたら、やめられません。
それに比べて、私の時代は、
『けっきょく南極大冒険』ですからね。
ゲームに限らず、今は楽しいことがいっぱいです。
でも、その楽しみを我慢して勉強する必要があります。
昔より、「一層厳しく自己管理」をして
勉強しないといけない今の学生は大変です。
ですが、「それができる人か、そうでないかで、
自分の将来が変わる」ということは、
常に意識しておく必要があります。

ちなみに、先日、
ソニー生命保険株式会社による
「スマートフォンに関する意識・実態調査2019」の集計結果が
公開されましたが、
結果、「スマホ依存をしていると感じている人」が57.2%、
「スマホ疲れをしている人」が20代では69.5%なんだそうです。
学生時代は、とても貴重で、かけがえのない時間です。
二度と来ない、そしてとても短い学生生活を、
有意義に過ごしてほしいものです。

(大阪国際滝井高等学校 総務部 橋本光央)

【プロフィール】
1989年より大阪北予備校に勤務、
2007年より大阪国際滝井高校に勤務。
橋本喬木・天野大空のペンネームにてショートショートを執筆。
光文社文庫『ショートショートの宝箱』シリーズ等に作品掲載あり。
web光文社文庫(https://yomeba-web.jp/special/ss-cam/)にて作品を無料公開中。

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