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向き合う時間。知らないふりして旅をする 筆者:羽根田 ひとみ

夏休み、私は三人の子とそれぞれ別々に「二人旅」をした。理由は一人ひとりと向き合う時間を過ごそうと思ったからだ。

長女とはハワイ、次女とは東京見物。長男は彼の仕事の都合で旅はできなかったが、彼の住む町の探索を兼ねて、アパートに泊めてもらった。


最初は、次女と1泊2日で東京見物。浅草、築地、お台場、恵比寿、そして新大久保へ。コース、行きたい店、食べたい物すべて次女の計画に従った。

さらに、ホテルの予約、チェックイン・アウトも次女に任せた。途中、遠回りすることもあったが、彼女の選んだ道をついて行った。おかげでだいぶいい運動になった。

新大久保は弊社の本社がある街で、さすがに知らないふりはできなかったが「休みの日、街がこんなに違うんだ。こんな店があったんだ」と驚くと、「今、流行りなんだよ」と自慢げに話してくれた。


長女とはハワイだ(うち2日間は弊社・留学フェアの業務)。

パスポートの申請、飛行機の予約、ESTAの申請、クレジットカード作成、こちらもすべて長女に頼んだ。いろいろ煩雑な場面があり、時間がかかったがとにかく待った。どの場面でもきちんと成立し、彼女は自信を持ったようだ。

現地では、ハワイ二度目の私だったが、長女の後をついて行動した。英会話している長女は頼もしく、まぶしかった。


長男とは久しぶりに布団を並べて寝た。(詳細は次回)

それぞれの子と二人だけで思い出話やこれからのこと、さらっと親の願いを話すことができた。


向き合う時間を取れたいい夏休みだった。

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