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孫から学ぶ~ぼうず通信より

最近、孫から学ぶことが多い。
男3兄弟の孫たちが「じいじ」の歩き方と言って、カニのように足を広げ、ひょこたんひょこたん連なって歩いた。
もう人の見本にはなれないことを痛感した。
さらに、こうやるんだと、孫から正しい歩き方を教わった。
人生いくつになっても勉強だが、ちょっと前まで這っていた孫からまさか歩き方を教わるとは思わなかった。


先日、孫の幼稚園の授業参観に行った。
この幼稚園は自由に遊ばせることを大切にしているらしい。
砂遊びや木登り、鬼ごっこ、粘土細工や折り紙など、園内を好き勝手に遊び回っている。
そこらじゅうで泣いたりわめいたり、笑ったり怒ったりしている。
全員がバラバラなことをやっている。
でも全員が今の自分を全力で生きている。
そんなエネルギーを感じた。


園長先生の言葉が印象に残った。

「この時期の子どもは同年齢でも、中学生と高校生ぐらいの違いがあるんです。だから他の子どもと比べることや同じことができることに意味はありません」

この言葉を聞いて、体だけ大きくなって高校にきている生徒がいても不思議ではないと思った。


【原典】http://www.akiru-h.metro.tokyo.jp/site/zen/page_0000000_00033.html

(東京都立秋留台高等学校 校長 磯村元信)

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