進路ナビニュース

自動運転~ぼうず通信より

最近、高齢者の運転ミスでコンビニや病院に突っ込む事故が後を絶たない。
高齢者の車は運転席をボンネットの前に出したら事故が減るのではとたけしが言っていた。

それはともかく、そういう事故が追い風になってか、自動運転機能の付いた車が一般化されつつある。

急な飛び出しや前後の障害物を検知してブレーキがかかる。
さらに走行車線を外れると警報が鳴って危険を知らせてくれる。
安全優先の便利な世の中になってきた。

朝の登校路指導をしながら妄想が浮かんだ。
生徒に自動運転のヘルメットをかぶらせたらどうか。
右側通行しろとか、白線から出るなとか、うるさく言わなくていい。
悪さをして人生を踏み外しそうになったら、警報器が鳴って知らせてくれる。

でも、どんなにAIが進歩しても、それぞれの人生の目的地に運んでくれる機能は開発できないだろう。
人を導くのはやっぱり人なんだろう。



【原典】東京都立秋留台高等学校ウェブサイト

(東京都立秋留台高等学校 校長 磯村元信)

TOP