進路ナビニュース

1月の職員室

 心を込めた手書きメッセージを書きこんだキットカットを持って、センター試験の応援に行ってきました。以前とは違って、一つの高校でも会場が数箇所に分かれたり、さらに受験科目により会場入りの時間がバラバラだったりと、多くの生徒に声を掛けることができなくなったのは寂しいですね。
 さて、今年の年末年始は宮城県の石巻で過ごし、北上川沿いにある「釣石(つりいし)神社」に行ってきました。ご存知でしょうか? 石巻市や石巻観光協会の公式サイトに目を惹かれる写真がありますので、ぜひご覧になってください。
 「釣石」とは不思議な名前ですが、その由来は、山の中腹にある御神体の巨石(周囲が約14mもあります!)から来ているそうです。急斜面から丸い巨大な石が飛び出し、今にも転げ落ちそうな状態なのに、何故か落ちることなくそこに留まっているのです。
 もともと釣石神社の祭神は「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」で、出世・知恵・学業の神様なのですが、昭和53年の宮城県沖地震でもビクともしなかったことから、「落ちそうで落ちない受験の神様」として有名になったそうです。さらに、記憶に新しい平成23年の東日本大震災にも耐えたことからますます人気が上がり、全国から合格祈願者のお参りが続いているそうです。
 交通の便が悪いところですが、私が行ったときにも受験生らしき高校生や中学生が家族と共にお参りをしていました。もちろん私も生徒の合格祈願をしてきました。
 境内の頂まで登ると、北上川の河口である追波(おっぱ)湾、そして太平洋が望めるのですが、震災の時に牙をむいた海とは思えないほど、とても穏やかな景色が広がっていました。
 チャンスがありましたらぜひ一度御参りに行かれてはいかがでしょうか。

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