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成人の日に 筆者:羽根田 ひとみ

この週末、長女は成人式を迎えました。
晴れ着を着た我が子の姿には、感慨深いものがありました。
20年はあっと言う間です。
子供の成長の節目節目が走馬灯のように思い出されます。
誕生、お食い初め、入園、入学、運動会、部活動の応援、受験、卒業。
そのつど、泣き笑い、たくさんの喜びと感動を与えた娘に感謝しています。
子を授かったことと、子育ての楽しさを経験できたことに、改めて幸せを感じました。

成人式後は、ともに子育てをした仲間達とお祝いをしました。
子供たちも大集合です。
当時、六畳と四畳半しかない促進住宅に住んでいた私たち。
5家族中、4家族にそれぞれ3人ずつの子供がいて、そのうち3人が成人式を迎えました。

親達は想い出話に盛り上がります。
2番目、3番目の出産時、お風呂に入れてもらったこと、ベビー服や子供服をお下がりで順に着せていったこと、子供を砂場で遊ばせ、交代で洗濯ものを取り込みに行ったこと、毎年、皆でキャンプに行ったことなど。
皆で支え合って子育てをしましたが、特に私は皆に支えてもらったように記憶しています。
仕事で遅くなると、交代で保育所のお迎えに行ってもらいました。
3番目の子の出産後、保育所に入れなかったとき、仕事をするため預かってもらったことは特に感謝しています。

皆、我が子のように育てあうことができたのは、皆、少し貧しく、狭い促進住宅だったからだねと笑いあいました。
ある結婚式のスピーチで出あった、「貧乏人の子だくさん、悪くない、良いものですよ」と言う言葉が蘇ります。
子育ては楽しい。感動の毎日です。

今、日本は少子化社会。
いろいろ悩んだり、お金もかかったりして大変かもしれません。
しかし、それ以上の喜びと幸福を感じることができます。
「子供のために仕事をがんばってきたのではない。子供がいたからこそ、仕事を頑張れたのです。いつも応援してくれてありがとう!そして、たくさんのどきどきとわくわくをありがとう!子育ては楽しい」
成人の日、我が子にそんなメッセージを送りました。

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