医療・保健の資格 ~ 理学療法士・作業療法士 ~ 更新日: 2018年8月8日
理学療法士
基本的な身体動作の回復を目指してリハビリテーションを指導
医師の指示を受け、病気やケガで身体に障害を抱える人々が、主に「起きる」「立つ」「歩く」といった基本動作を回復し、身体機能全般が向上するように各種療法を使ってサポートを行うスペシャリスト。
運動療法、水中療法、温熱療法、電気・光線療法、マッサージなどがあり、個々の症状により、医療スタッフと相談しながら計画を立てていく。
病院・リハビリテーションセンター・老人保健施設などが主な職場になるが、最近では在宅の高齢者や障害者に対する「訪問リハビリ」も増えている。
理学療法士の求人倍率は高く、在宅医療・在宅ケアの支援など、医療分野はもちろん福祉分野にも、活躍の場が広がっている。
なお、理学療法士はPhysical Therapist、略して「PT」とも呼ばれる。
理学療法士になるには、国家試験に合格して、厚生労働大臣の免許を取得するのが一般的。
国家試験受験資格の主な取得方法
高等学校卒業あるいは大学の入学資格を得た後、文部科学大臣の指定する学校または都道府県知事の指定する養成施設(3年以上)を修了する。
作業療法士
実生活・実社会で自立するための機能回復を目指す
病気やケガなど何らかの理由で心身に障害を抱える人を対象に、応用動作能力・社会的適応能力を高めて社会復帰を促すサポートを行うスペシャリスト。
日常生活の動作訓練、手芸・陶芸・園芸・絵画などの創作活動や、音楽・ゲーム・スポーツを利用した機能回復など、より実生活に近い動作の訓練を行う。
また、精神的な意欲を引き出すことも重要なポイント。
高齢社会への移行により作業療法士の需要は高まっており、在宅医療・在宅ケアの支援など、医療分野はもちろん福祉分野などでの幅広い活躍が期待できる。
なお、作業療法士はOccupational Therapist、略して「OT」とも呼ばれる。
作業療法士になるには、国家試験に合格して、厚生労働大臣の免許を取得するのが一般的。
国家試験受験資格の主な取得方法
高等学校卒業あるいは大学の入学資格を得た後、文部科学大臣の指定する学校または都道府県知事の指定する養成施設(3年以上)を修了する。
(資料:ライセンスアカデミー『学べることから見つける大学探しBOOK 2019』/平成30年6月15日発行)