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男はつらいよ~頑張れ、お父さん!~ 筆者:羽根田 ひとみ

男性に聞きたいのだが、
「家庭と仕事どっちが大事なの」と
責められた経験はないだろうか?
昭和の時代だったら、「男は仕事だろう!」と
はっきり言えたかもしれない。
「家族を養うために俺は頑張っているんだ」と。
ところが近年では、共働きがほとんどで、
そんなことは言えずに、
悩んでいる30、40代男子は多いと思う。

先日、後輩社員が悩んでいた。
ガイダンスが複数開催される忙しい水曜日に、
子供たちの保育園の授業参観がさらに重なった。
子供たちは別々の保育園だったので、
奥さんのほか、あと一人誰か行く必要があった。
彼は奥さんの実家暮らしで、
いわゆる「マスオさん」の立場(いつも気をつかっている)。
義両親にお願いをしたが、
「誰の子なのだ」と言われ断られた。
(義両親ともに勤めているのだ)
そして、会社に休みたいと言えば、
「こんな忙しい日に」と言われてしまった。

「仕方がないだろう! じゃあどうすればいいんだと」と
キレたい気持ちはわかるが、
それでは仕事も家庭もうまくいかない。
どちらも大事で、
それぞれに誠実な態度で理由を話し、
自分ができる最大の工夫をして、
理解してもらうしかなのだ。
何か言われるかもしれないが、それを承知の上で、
頭を下げてお願いする。
行ける時間、滞在できる時間を明らかにして、
代わりに頼める人を自分でお願いする。
責任を持って段取りをつけておくなど・・・
誠実な態度は、必ずその後の信頼につながる。

日曜日は父の日だ。
子供たちも少し大きくなったらわかる。
頑張っているお父さんのことを、
「昼間のパパは光ってる。カッコイイ!」(忌野清志郎)

同様に女性も簡単には仕事を休めない。
責任ある仕事をしているからだ。
男ばかりでなく、女も辛いのだ。
お互い協力しあって仕事、子育てを頑張って欲しい。
あっと言う間に子は育つ。
今は我慢のときだ。

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