4月の職員室 更新日: 2017年9月27日
いよいよ新学期がスタートしました。今年度は、学年主任として、仕上げの学年である高3の担当です。申し遅れましたが、私は、都内の中堅私立高校に勤務する50代の教員です。進路の話を中心にコラムを書かせていただきますので、少しでも参考になれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年度の3月初旬から中旬にかけて、いくつかの大学(河合塾偏差値では35から45ぐらい)の入試課の方々(以下X氏とする)と会う機会があったのですが、その誰もが同じような話をされていたので、参考までに紹介させていただきます。内容は「入学定員超過率の基準改正」についてです。
X氏「定員割れを気にしなくて良いから、今年から楽だよ!」
筆者「1.14倍守っているの?」
X氏「もちろん! 今まではこの時期になると3月の入試での受験生確保に東奔西走し、胃に穴が開きそうだったけど、そんな必要ないから、今日近くまで来たので遊びに来ました」
筆者「なるほど。でも定員割れの心配は?」
X氏「うちの理事会(○○省○下りも少々)は、このルールには従わなければならないので、定員割れはしょうがないと言っています」
筆者「お宅の大学と同じレベルの大学も?」
X氏「もちろん従っているでしょう」
1時間ほど談笑し、足取りも軽く帰っていきました。なんだろう? 心の中がザワザワする。これから大学入試はどうなっていくのだろうか? 2020年のこともあまり伝わってこないし・・・。とりあえずうちの高3の生徒たちは大丈夫だろうか? 一日も早く昨年度の入試動向研究会(ベネッセ、各予備校、大学新聞社!)に参加して、その情報を学年団、生徒、保護者にフィードバックし、一人ひとりの第一志望校へ導いていきたいものだ。
それではまた来月。