リーダー研修 筆者:羽根田 ひとみ 更新日: 2018年8月30日
12月25日クリスマスの日から2泊3日、 
蔵王自然の家でジュニアリーダー研修が行われた。 
ジュニアリーダーは、 
子ども会活動、地域社会の振興を図るため、 
子ども会活動の支援および地域活動を行う。 
(子ども会活動:仲間と活動を共有することで、 
より望ましい成長と人間関係の構築を意図したコミュニティ活動) 
高校1年生、2年生計37名の参加があった。 
初級研修(10時間)、中級研修(10時間)、上級研修(20時間)があるが、 
今回は上級研修であった。 
私は2時間の講演を担当した。 
上級研修だけあって、生徒はもちろん明るく元気で、 
笑顔で迎えてもらえた。 
生徒に質問した。 
「リーダーが多い集団は、まとまりがあるか?」 
生徒の答えは、 
「まとまらない」が圧倒的多数だった。 
そんな中、私は 
「答えは、『まとまる』です」と言い放った。 
生徒は、みな一様あっけにとられた表情。 
私は、「リーダー経験者が多い集団は・・・」と解説を始めた。 
まず、皆に経験を振り返ってもらった。 
リーダーになったことで、たくさんの辛い思いをしている。 
早くから準備をしたり、最後まで片付けをしたり、 
メンバーから協力してもらえなかったり、文句を言われたり・・・ 
そして、人知れず孤独を感じる。 
生徒達は共感してくれた。 
逆に、成功したときの喜びも知っている。 
協力してくれた人に心から感謝できる。 
一緒に頑張った友達を信頼できる。 
そんな記憶も思い出してもらった。 
私は、 
「だからこそ、どの集団に入ってもどんな場面でも、 
前向きに協力しようと思える」 
と締めくくった。 
2時間の長い長い話に、生徒たちは付き合ってくれた。 
私を思いやってか、表情豊かに聴いてもらえた。 
彼らも人前で話した経験があったからであろう。 
リーダーは自分自身が強く、優れていなければならない。 
最後に、各自の「自分磨き」をお願いし、講演を終えた。 
今年も多くの生徒に、 
たくさんリーダー経験をしていただきたいと願う。




