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点呼 筆者:羽根田 ひとみ

先日、消防団の行事で点呼をとったときのエピソード。
整列し点呼をとった。
班長が「番号!」、
整列した団員が「1・2・3・4・5・・」、
といくはずだが、
4番目が(し)でなく(よん)と言い、やり直しに。
今度は、「6」番目が慌てて5番目と一緒に(ご)と言い、やり直しに。
そのまた次には、
再び6番目が、1・2・3・4・5・(なな)と言いやり直しに。
今度こそはと思ったら、
7番目の人がまた7(なな)と言い放し、さすがに全員ずっこけた。
(お分かりだろうが、点呼では7は(しち)と言うのだ)
緊張しすぎた失敗だろうが、
往年のドリフターズのコントのようだ。

私は大学生のとき、寮生活だったので、
毎日、点呼があった。
寝ぼけていても普通にできるのが当たり前だったので、
今考えると不思議に思える。
いま、自分の子どもに尋ねてみたのだが、
現在は点呼自体の経験が少ないようだ。

このように、点呼では、数字の読み方が決まっている。
「4」(し)(よん) 、「7」(しち)(なな)、「9」(く)(きゅう)の
使い分けを知らなくて大丈夫なのだろうか?
というのは、私は仕事の際に間違わないように、
4月(しがつ)をあえて、(よんがつ)と付け加え、
7月(しちがつ)を(なながつ)と付け加えている。
たかが数字の読み方なのかもしれないが、
そうした工夫は会社の後輩だけでなく、
講演などで高校生にも紹介したいと思った。
きっと役に立つ。
「爆笑の点呼」からも、仕事のヒントが見つかるものだ。

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