社員研修 筆者:羽根田 ひとみ 更新日: 2018年8月30日
この秋、社員研修が長野県の軽井沢で行われた。 
社歴別にグルーピングされ、 
30人ずつ、一泊二日の日程で実施される。 
研修のテーマは、社歴に合わせたもので、 
高校や企業の訪問内容のみならず、 
高校生の進路状況、大学生の就職状況、 
経理やメンタルヘルス対策、 
パワハラ・セクハラのリスクマネジメントなど多岐に渡る。 
その中に、後輩の指導にかかわるテーマがあった。 
興味深かったのは、ストレスを抱える割合の高さは、 
30代が一番だということ。 
確かにそうだろう。 
上にも下にも気を使い、 
なおかつ仕事量も一番多い気がする。 
講演のあと、 
研修者同士で交わしたエピソードを紹介したい。 
20代の後輩が30代の先輩に、 
「間違えただけです・・・」 
内心、“それがどうしたんですか”と言いたげに答えたケース、 
「まだやってないだけです・・・」と、 
平然と答えたケース。もう笑うしかない。 
30代の社員は、 
「まずは、すみませんだろ!」と 
怒鳴りたいところをぐっとこらえているそうだ。 
どの業界でも30代は本当に大変だが、 
同時に、「少しだけ(?)年を重ねた 
私たち世代の役目は何なのだろう」と 
真剣に考える機会にもなった。




