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オリンピックが終わって 筆者:羽根田 ひとみ

リオオリンピック。
多くの感動と勇気をもらった。
この舞台にたどり着くまでの道のりを考えると涙が出そうだ。
そして、すでに次に向かってアスリート達の戦いは始まっている。
さて、オリンピックに関して思うところがいくつかある。

気がかりなのは彼ら・彼女らの就職だ。
学生はまだしも、
20代のアスリートは現役を続けるのはとても難しい。
資金面から諦めざるをえなかった知り合いもいた。
その解決策として「アスナビ」を紹介したい。
これは、JOCが提唱する就職支援制度で、
企業に就職を望むアスリートと、
競技活動に理解を示す企業とをマッチングさせるもの。
近年では、大手企業ばかりでなく中小企業でも採用している。
アスリートを応援することにより、
会社に活気と活力を生み出す。
ぜひこうした動きを通して、
東京オリンピックを日本全体で盛り上げていきたい。

さて、先週、
マラソン選手で、過去のオリンピックで銀・銅メダルを獲得した
有森裕子さんに会いに行った。
年に一度福島に来る。
彼女は、「ハート・オブ・ゴールド」という団体を立ち上げ、
代表として活躍していて、その集まりがあったのだ。
そこには、彼女の母校・日体大の関係者だけでなく、
地域を盛り上げようとする人々も集まった。
私も大学時代クラスが同じだったので、
協力したいと考え、定時制の面接指導後、飛んで行った。

さらに、もう一つ。
私の知っているオリンピックに出場された先輩方は、
教職に入られた後は、生徒の指導に尽力されていた。
さらに、定年後、今もなお、
目標を持ち、現役アスリートを続けている。
先輩の姿勢に感動を覚えた。
私自身の目標に掲げたい。

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