待機児童 筆者:羽根田 ひとみ 更新日: 2018年8月30日
7月31日に投票日をむかえる東京都の知事選ですが、
その公約の中でも待機児童問題が取り上げられています。
実は私も保育所探しではいろいろ苦労しました。
まず、一番上の子の妊娠の時、
(当時は東京本社勤めだった)
仕事を続けるのは厳しいと考え、退職の相談をしました。
「子育てしながら仕事は続けられる」との励ましもあり、
保育所を紹介して頂いたこともありましたが、
無認可の保育所でした。
それからも、いろいろと検討しましたが、
結局、退職して福島に帰りました。
1年後、自宅を拠点に仕事に復帰。
問題はやはり保育所で、
だいぶ遠いところにある無認可の保育所に預け
市営の保育所の空きを待ちました。
2年後、少し離れた市営保育所に
二人目の子とともに入れ、
さらにその後、一番近い保育所に移ることができました。
三人目は1月に産まれ、私は3月から仕事に復帰。
ゼロ歳児の空きはもちろんなく、
近所の仲間に交代で面倒をみてもらいました。
三人一緒の保育所は無理と言われ続け、
仕方なく別々の保育所になると覚悟し、
4月から預ける手続きに行きました。
ところが、市役所の窓口から、
「お母さん、あと1カ月我慢すれば一緒の保育所に入れる。
5月からだと少し定員を増やすのです」と
温かなアドバイスを頂きました。
その間、近所の仲間からは
「いいよ、大丈夫だから」と言って
面倒をみてもらいました。
相当助けられました。
おかげさまで三人一緒の保育所に入れることができ、
仕事を続けられました。
そんな仲間達と関わった皆さんのおかげだと今でも感謝しています。
何気ないエピソードかもしれませんが、
若い世代に伝えていく必要があると考えています。