部活引退 筆者:羽根田 ひとみ 更新日: 2018年8月30日
「高校に何しに来ているの?」という問いに、
「部活です」と答える生徒は少なくない。
確かに、朝早くから練習に励み、
放課後はダッシュでグランドあるいは体育館に向かい
夜まで練習している生徒は多い。
まして土曜、日曜休みもなく練習してきた生徒にとって、
「部活動が高校生活のすべて」だと答える気持ちはよくわかる。
人によっては、
3年生になってベンチにすら入れなくとも、
同じように休まず練習をしてきた。
地区大会、県大会が終わり、
残念ながら次の大会に出場することができなかった生徒は
部活動を引退することになる。
「試合の写真を何度も繰り返し見ている」
「脱力感で生活にハリがなくなった」など、
生徒からはそういった話を聞く。
しかし、気持ちの切り替えをして欲しい。
なぜなら、進路選択という「新たな試合」が残っているからだ。
あんなにも頑張れたそのエネルギーを
就職活動、入試に向けて、全力で挑んで欲しい。
君たちのような若者を世の中の大人は待っている。