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クリスマスの仕掛け 筆者:羽根田 ひとみ

今日はクリスマスイブ。
子供たちはサンタクロースの訪れと、
プレゼントをわくわくしながら待つ。

ところで、サンタクロースをいつまで信じていたか?
我が家の長女は小学6年まで信じていた。
友達からの話で何度か疑ったらしいが、
いろいろな仕掛けの甲斐あって信じ続けたようだ。
ベランダに足跡を残したり、
プレゼントを気づかれないよう置いたり
(一度押し入れ隠していたプレゼントがみつかり
もう一度買いに行ったこともあったが)、
デンマークの国際サンタクロース協会の話をしたり・・・

クリスマスの朝、
彼女がサンタクロース宛に書いたねぎらいの手紙がなくなっていたとき、
「やっぱりサンタクロースが来たんだ」と喜んでいた顔が忘れられない。
その手紙は見つからないように、今でも私が保管している。
以前、同じアパートの子供たちに、
サンタクロースの格好で(サンタマスクも付けて)、
ケーキを配った。
とてもリアルだったせいか、怖がられた。
でも、そのときの子供が
私のことをずっとサンタクロースだと信じていたそうだ。
とても嬉しい。

今、子供たちが大きくなり
もうサンタクロースは信じていないだろうが
思い出づくりのために仕掛けた大人達の思いは
確実に伝わっているようだ。

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