「本気で向き合う」筆者・ライセンスアカデミー 東京チーム I.M 更新日: 2024年10月31日
高校生のための進路ナビニュース
子育てをしているときは、「褒める」よりも「怒る」ことが多かった。
怒っては反省……その繰り返しだった。
子どもが一人で外に出るようになったら、
自分で自分の身を守らないといけなくなるからだ。
何でも親が先回りして、安全な道を歩かせたいと思うが、
時には失敗や挫折は成長の上で必要だと思い、子育てをしていたと今では思う。
果たしてそれが正解だったのか?
3人の子育てを終えてもそれは分からない。
先日、高校内で進路ガイダンス開催中の出来事だ。
該当学年ではない学年は集会を行っていた。
そのホールの出口で、校舎全体に響き渡る程怒られている……。
どうして怒られているのか? 分からないが思わず、遠くから見入ってしまった。
今の時代、こんなに本気で大人に怒られる光景を目にすることはあるだろうか?
ましてや高校の先生と生徒。
本気で向き合い、本気で怒り、本気で伝えたい何かがあるからだろうと感じた。
言いたいことも、伝え方によっては〇〇ハラスメントとよばれるようになった昨今。
その光景には、愛があると感じた。
しばらくして同じ場所を通ったら、生徒と他の先生二人で話していた。
そして笑みがこぼれていた。
本気で向き合える先生、素敵だと感じた。
【プロフィール】
三児の母。1999年ライセンスアカデミーを退職。当時は千葉県を担当。
第三子が中学校入学と同時に、2018年復職。現在は東京23区担当。
学生時代は女子サッカー部所属。
全日本学生選手権(大学インカレ)への出場経験あり。