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マッチング。縁結び 筆者:羽根田 ひとみ

2カ月ほど前、郡山市内のある高校のA先生から電話が入った。
「うちの生徒が羽根田さんに憧れて、『ライセンスアカデミーに入りたい』
と言っている。話をしてくれないか」
とても光栄な事なので伺ってみた。

彼女は、2年生の時、私の講演を聞き
同じような仕事がしたいと言ってくれた。
でも、「裏仕事」を見てほしいと考え、
ホテルで行われるガイダンスに来てもらい、
何十箱も重い資料を運ぶ様子を見てもらった。
留学事業にも興味があるというので
該当部署の中国人、ロシア人の社員にも会ってもらった。

彼女には、給料の違いなど、高卒者のデメリットも話した。
何かに憧れて職業選択を考えることはとても大切だ。
しかし、それだけでやっていけるほど甘くない現実がある。
学歴、能力、ストレス耐性、生活環境など。

「ありのまま」を伝えることは
弊社を受ける受けないにかかわらず、
企業の側の責任だと思う。

翌日支社にお礼状が届いた。と連絡があった。
A先生に「これも先生の指導ですか?」と、たずねると
「いや、彼女が出した方がいいですか?ときいてきたのでそうさせた。
私としては彼女の文字を見てほしいと思った。」
後日支社に戻り礼状を見た。とても綺麗な文字に感動した。

A先生はこうしていつも一人ひとりの縁結びをしているのだろう。

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