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専門学校 単位制で大学編入促進 改正学校法が成立 2026年4月施行

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 専門学校の履修制度を単位制に移行し、大学に編入しやすくするための改正学校教育法が6月7日、参院本会議で可決、成立した。今回の改正の趣旨はリスキリング(学び直し)を重視する政策の一環で、専門学校生が卒業、就職後に他分野の技能や知識を習得するために大学編入するのを促す。施行の2026年4月1日に向け具体的な準備を進めていく。
 専門学校は職業技能の育成が主目的。授業は1コマ50分で、年間800コマの履修が目安で、2~3年で卒業するケースが多い。各ニュースのヘッドラインでは「単位制に移行」と報じているが、実質的に完全移行されるかは現時点で不透明。編入需要のある専門学校では単位化が進むと推測される。この新制度で政府としては、医療や福祉、工業分野の人材育成を円滑化したい考えだ。

文部科学省:学校教育法の一部を改正する法律が参議院本会議で全会一致で可決され、成立しました

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