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【茨城県立水戸商業高等学校】外国人材との交流により醸成する英語力

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 茨城県立水戸商業高等学校(茨城県水戸市)では、「国際ビジネス科」の1年次を対象に、ライセンスアカデミー、株式会社GOGOWORLD協力のもと、外国人材と交流する機会を切れ目なく創出する新たなプロジェクトに乗り出した。「英語を使ってコミュニケーションをとる力をつける」ことを目標に掲げて進めていくという。

 第一弾の取り組みとして、7月13日、ビデオ会議システム・Zoomを通して、日本で学ぶ外国人留学生や日本で働く外国人材の面々を講師に迎え、オンライン交流を行った。当日は、外国人一人に対して、生徒は四人一組でグループを構成。あらかじめ示された「茨城県の魅力を紹介」というテーマにおいて、事前にパワーポイントにまとめて、プレゼンテーション資料を作成し、英語で発表した。荒削りながら、いずれも個性と独創性を感じさせるその内容と感性は、外国人講師たちのハートに刺さったようだ。プレゼンテーション終了後に行われた英語による質疑応答では、自分の中の英語力を“総動員”し、一生懸命に回答しようとする姿が印象に残った。
 同プロジェクトを担当した野田知子教諭は、継続的に外国人材と交流できる機会をつくりたいと考えてきたのだという。プロジェクト終了後に生徒に取ったアンケート調査では、「英語力の向上に役立った」という回答が大半を占めた。「生徒たち自身が前向きに捉えてくれているようで、私たち教員としてもとても嬉しく思っています。中には、思うようにできなかったため、次回頑張りたいという意見もあり、いずれにせよいい経験になったとする肯定的な内容の声が圧倒的で、達成感に満ちあふれているのを実感しました」と、野田教諭。活況を呈した今回の成功を受け、今後は外国人講師に生徒が直接インタビューする企画や英語圏の現地高校生と交流する機会、さらにはSDGsに関する意見交換などの実践も想定している。

 外国人材と実際に交流することで、英語力の向上だけではなく、多様な価値観の醸成が期待される。日本社会に根を下ろしかけている「ダイバーシティー」と「インクルージョン」の視座を意識しながら、今後も、躍進を続けるであろう国際ビジネス科をはじめとする水戸商業高校の動向から目が離せそうにない。